第2章 戦闘校舎のフェニックス〜異界師と赤龍帝〜
第9話
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『BOOST!』
「やれ、ミラ」
「はい、ライザー様」
バギィ!
「ガッ」
「お前、弱いな」
「なっ」
「ミラは、俺の眷族の中でも下のやつだ。それに負けるなんて話にならんな」
「く・・・」
「豚に真珠、宝の持ち腐れだっけ?いくらお前の神器が強くても使い手のお前が弱いんじゃ意味がない」
事実だが、好き勝手言ってるな・・・そろそろ我慢も限界だ
「おい、そのくらいにしとけよ」
「なんだ貴様は?」
「俺は、リアス部長の協力者の伊守黒斗だ」
「ふん、たかが人間か」
「でも、あんたの眷族に負ける気もしないけどな」
「っ!ミラ、やれ!」
「はい、ライザー様!」
突っ込んできたか・・・みえみえだ。
ドスッ
「ぐっ」
「隙だらけすぎ。あんただったら10人いても勝てるね」
「ふん、少しはできるみたいだな・・・おい、リアス。ハンデだ。この人間もゲームに参加させろ。それと、ゲームは10日後だ」
「な、手加減だとでも言うの!?」
「部長、ここは素直に受けた方がいいです。俺も個人的にぶちのめしたいんで」
「・・・わかったわ。その申し出は受けるわ」
「せいぜい10日間あがくんだな」
「あ、ところでグレイフィアさん」
「なんでしょうか」
「今回の契約内容を確認させてもらっても?」
「今回のゲームは、ライザー様が勝った場合はリアス様とのご結婚、リアス様が勝った場合はこの話を破談にするということになっています」
「・・・それはちょっと話がよすぎない?」
「・・・どういうことでしょうか?」
「今回、リアス部長のご実家は大学卒業までは縁談は持ち出さないということになってたそうじゃないですか。だったら、釣り合ってないし、部長が勝った場合はこれ以降ご実家が縁談を持ち込まない、相手は部長が自分で見つけるということでいいじゃないですか」
「それでは、逆にそちらのほうが報酬が多いのでは?」
「もともと、ゲームの上位に入っているライザー氏と未経験のリアス部長の戦い、出来レースじゃないですか。これくらいはあって相応です」
「ふん、俺はそれでも構わん」
「では、そのように報告させていただきます」
・・・お家騒動に巻き込まれたが、これでいい。
部長はどうやら今回の婚約を嫌がってるみたいだし。
ライザー・フェニックス・・・叩き潰す!
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