1年目
冬
冬B*Part 2*〜氷のように温かな〜
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な拓海の手を強く握った。その手からは人の体温は全く感じられなかった。
「こんなになるまで……。ほんと、拓海は馬鹿野郎だよ……」
そう言いながらも、あたしの目からはポロポロと涙がこぼれ落ちていた。
拓海はそんなあたしの姿を見て、頭をぽんぽんと撫でると笑顔で語りかけてくる。
「でもそのおかげで家に入れた。結果オーライじゃないか」
拓海のそんな言葉に、あたしは一言“ばかやろう”と呟いた。
空からは、まるで桜の花びらが散るかのように静かに雪が舞い降り始めていた。
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