暁 〜小説投稿サイト〜
IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第174話】
[3/5]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
開けてもいいよね?」
「あぁ、構わないぞ?」
「お兄ちゃん? 私のも開けていい?」
「勿論だ。 意地悪言うと今度は何されるかわからんからな」
そう言うと、二人とも軟らかな笑みを浮かべつつ、小袋から中身を取り出すと――。
「わっ、ペンダントだぁ。 ……ヒルトからアクセサリー貰うのって、これで【二回目】だ。 うふふ、嬉しいなぁ……」
本当に嬉しいのか、手に取って未来はそのままペンダントを眺めていた。
一方の美冬は――。
「あれ? 私もアクセサリーだけど、リングが二つ……」
「あぁ、それはペアリングだよ。 片方は俺のだ。 ……嫌だったか?」
「ううん、そういえば兄妹なのに二人一緒の物って持ってなかったもんね♪ 専用機の村雲は揃ってると言えばそうなんだけどね」
笑顔のまま、リングを見つめる美冬――そして。
「お兄ちゃん? リング着けてくれる? 左手の薬指に」
「ん、いいぞ? ……ってお前、左手の薬指って……」
「い、良いじゃん! 魔除けよ魔除けっ」
顔を再度赤く染め上げ、あたふたしながら告げる美冬だったがまあ誕生日だし、良いかなと深く考えずにリングを受け取った。
「……じゃあリングはめるぞ?」
「う、ぅん……」
その場に片膝をつき、左手をとると一瞬美冬がピクッと反応し、見上げるように視線を移すと――。
「あ、あははっ。 だ、大丈夫だよ、お兄ちゃん?」
「そうか。 ……まるで婚約指輪をはめる気分だよ」
実際、その通りにしか見えないのだが。
ペンダントを眺めていた未来からの突き刺さる様な視線を受け、内心ドキドキしつつもゆっくりはめていく。
「ん……ありがとう、お兄ちゃん。 ……わがままでごめんね? みぃちゃんもごめんね?」
「う、ううん。 ……大丈夫。 美冬、リング良かったね?」
そう笑顔で伝えると、応えるように頷く美冬。
「……じ、じゃあ私たちもお兄ちゃんにプレゼント渡さないとね?」
「ふふっ、そうだね? ……じゃあヒルト、お誕生日おめでとう♪」
「お兄ちゃん、おめでとう♪」
二人はそう言い、自分たちのベッドに置いていた俺への誕生日プレゼントを取ると、そのまま差し出してきた。
「あぁ、いつもありがとな? 毎年選ぶの大変だろ?」
「そんな事ないよ? ヒルトって何でも受け取って大事にしてくれるじゃない? 現にラウラから貰ったナイフも大事にするでしょ?」
「……まあな、使う場面は無いと思うが念のため持っておくのも……。 篠ノ之の日本刀がいつ俺に向くかわからんからな」
「あー、織斑君とか
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ