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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第37話 バルト、イーグレイ家へ
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「優理、そこにいると邪魔です。ライの隣でも座っていてください」
「やだ!!レイと一緒が良い!!」

甘えん坊の末っ子は可愛いものだが確かに邪魔で仕方がない。

「ほう………地球のスーパーはこんな風になっているのか」

夕方のニュース番組、その番組はその日によって様々な特集をやっている。どうやら今日はスーパーの特集にのようだ。

「バルトさんも買い物するの?」
「今は六課の隊舎だが、その前まではヴィヴィオと2人暮らしだったから自炊も当たり前だ。………まあなのはが料理を覚えてから殆どあいつ任せにしていたがな」
「なのは?何でなのはなの?」
「アイツ家が隣だったんだよ」
「うそっ!?」

こういうときのライは流石だ。
知らない人であろうと、命のやり取りをしていた相手のクローンであろうと気にせず話しかけられる。

「ねえねえ!!それって同棲じゃないの?」
「いや、確かに泊まっていく………ってかアイツ勝手に部屋の模様替えもするしトイレも何かふわふわした感じになってたな………だ、だが隣にちゃんと自分の家もあったぞ!!」
「同棲だね!!」
「俺の話を聞いてるか!?」
「ねえねえ他には、他には!!」
「ん、他?他って言っても俺の家になのはの部屋もあったり、合鍵をなのはに渡してた事くらいか?」
「凄いななのは………ねえねえ他には!!」
「他?………って何でそんなプライベートの事まで聞こうとするんだよ!!」
「いいじゃん、いいじゃん。気にしない気にしない〜」
「お前な………フェイトとは大違いだぜ」
「よそはよそ、家は家だよ!!」
「それ使い方間違ってるよな!!」

言いたい事は分かるが間違っているぞお前………

とこんな感じで有栖家の雰囲気はそれほどギスギスした風にはならなかった。

「何だ、既に馴染んでいるのか」
「ああ、主にライがな」

飲み物を手にしながらやって来た夜美が聞いてきた。

「何でもなのはとの関係を聞いているみたいだ」
「ほう………それは我も興味あるな………」

ニヤリと笑みを溢した夜美はそのままライの隣まで来てソファに座った。

「さて、話を進めようか」
「まて?お前はレポートがあるとか言ってなかったか?何自然と混ざろうとしてんだよ!!」
「そんなもの後回しだ。それに言うではないか、『他人の恋バナは蜜の味』と」
「知らねえよ!!………ってか俺が知らねえだけか………?」
「そう言うことだ。さあ、包み隠さず全て話してもらおうか!」

今度は夜美が混ざってバルトさんを問い詰めていく。
流石のバルトさんも夜美からは逃れられないみたいで夜美に押されていた。

「くっ………そ、そうだ!!先ずはお前等の話をしろよ!!」
「僕達………?」
「別に構わんが…
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