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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第37話 バルト、イーグレイ家へ
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「………分かりました、スカさんの所へ案内します」

そんなバルトさんを見て、俺はそう決断した。











「おかえりレイ!!………ってえっ!?」
「帰ったぞ零治………ってバルトマン!?」

「お邪魔するぞ」

玄関で最初に入ったバルトさんをを見て出迎えに来た優理とアギトは固まった。

「師匠、おかえりなさい。早速私と手合わせを………バルトマン・ゲーハルト!?このおお!!!」
「セッテストップ!!」

セッテに限っては斬りかかってくる始末。何とか帯刀状態のラグナルを展開し、鞘で受け止めた。

「こらセッテ!!部屋の中で暴れるとちらかるから止めなさいって言ったばかりでしょ!!」
「えっ?いえ、ですが………」
「バルトさん、どうぞどうぞ〜」
「お、おう………」

狭い通路で説教をする星を避けながらライの案内でリビングへと向かうバルトさん。

「何時まで固まってるんだ?」
「早く中へ入るぞ」

俺と夜美で優理とアギトをリビングに連れていく。

「レレレレレレイ〜!!」
「な、何だよ優理………」
「ババババルトマンだぞ夜美!!」
「知っている。正確には違うがな………」
「………ん?確かそのガキは零治が撃墜された後向かってきたガキだったな。………この前の別荘の時居たか?」
「露骨にバルトさんを避けていたから気が付かなかっただけだと思いますよ」
「あの時は戦闘が雑だったが魔力は神崎の奴にも負けないほどあったな………」
「し、修行したしもう負けない!!」
「ほう………だったら手合わせをお願いしたいな」
「じゅ、十秒で倒してやる!!」

「これがレイに隠れずに言えれば決まってるんですけどね………」

そう、優理は俺に隠れながらバルトさんに向かって言っているのだ。
あの時の戦闘は優理にとって初めて苦戦した相手であり、早い話、トラウマになっていたのだ。だからこそ別荘の時は決して自分から近づこうともせず、話すことも無かった。

「バルトさん、からかうのはほどほどになお願いします」
「まあからかったつもりはないが………それより何故お前の家に連れられたんだ?」
「取り敢えず夕飯を食べてからです。今日はアギトとセッテが帰ってきたから手巻きにしようと星とライが色々と具材を買ってきてくれたので………」
「取り敢えずコーヒーです。ご飯の用意が終わるまでテレビでも見てゆっくりしていてください」

星からコーヒーを受け取りソファへ座るバルト。

(ゆっくりと言ってもな………)

星を含めた3人には特に敵意は無かったが、アギト、優理、セッテは違った。
アギトと優理は星の手伝いをしている俺にベッタリであり、セッテに関しては警戒しながらバルトさんを凝視していた。

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