暁 〜小説投稿サイト〜
嘘のようで本当の自衛隊体験
射撃 前編
[2/2]

[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話
吸うな
どうしても吸いたいなら向こうで吸え
いいな」

そう言って約50メートル先の喫煙所を指差す班長
いつもとは違う雰囲気を察した私達は静かに準備が終わるのを待つことにしました。

準備が終わると区隊長の号令で集合
まずは班長・班付きの空砲射撃を見学する事になりました。

その時

64式の銃口から約3〜4センチの位置にコーラの缶(中身あり)
と某週間少年が置かれたのです。
しかし
班長・班付きは気にせず64式に空砲を装填
安全装置を外し
引金に指をかけ

そして










バーン!!








コーラの缶と某週間少年に向けて発砲しました。
撃たれたコーラの缶は天高く吹き飛び
某週間少年はズタボロになりました


(・_・)エッ..?

(゜∇゜)

(・_・;)

(・◇・)?

(」゜□゜)」

様々な反応をする新隊員達
その思いはひとつ


(空砲こえー!)

だったと思います

何故コーラの缶が吹き飛んだり某週間少年がズタボロになったかといいますと
空砲を発射した際に発射ガスが出ます。
この発射ガスが散弾銃の散弾のようになって飛び散り
そこに強烈な圧力が加わり発射ガスはコーラの缶に叩きつけられます。
缶は発射ガスに耐えきれず裂けます
裂けた面から中の炭酸ガスや炭酸水が吹き出てさらに発砲時の風圧で吹き飛ぶ

という訳で
仮に空砲を至近距離で人に撃った場合








下手をすれば死にます(^_^;)

なので空砲=安全

という認識は間違いです


班長・班付きの実演の次はいよいよ私達の番です。

耳栓をしっかりして空砲を受け取り64式に装填

「射撃用意!!」


安全装置を外し引金に指をかける


うまく照準出来なかった事を今でも覚えています


「撃てー!」



緊張しながらも引金をゆっくり引く







バーン!!




(アレ?)


発砲した瞬間
私は拍子抜けしたような気持ちになりました。
思っていた以上に反動が無かったのです


もう一度
引金を引く







バーン!!


(……こんなもん?(ρ°∩°))

反動が全然ありません
というよりも無反動

後から知ったのですが空砲は反動が無いのだとか…
[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ