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ヘタリア大帝国
TURN102 革命その十
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「ソビエト軍工作部隊にいるよ」
「では今この都にいるのjは」
「この星を占領する為よ」
 まさにその為だというのだ。
「そしてこの国を共有主義にするのよ」
「そうはさせません」
 日本妹は強い声でリョウコに返した。
「私は貴女を止めます」
「言うね、けれどあんた確かに強いしね」
「ここは何としても」
 居合の要領で抜き切るがリョウコはひらりと返す、そしてだった。
 二人の死闘も続く、クローン人間達との戦いも行われていた。
 東郷と柴神達は皇居に向かう、その正門の前に行くとそこにはソビエト軍の軍服の者達が大勢集まっていた。
 その彼等を見てだ、ハルは瞬時に怒りを露わにして。
 彼等が自分達に気付き銃を向けてくる前にだ、彼等に接近し。
 素手の格闘で叩きのめした、そのうえですぐさま閉じられている筈の門を。
 まずは上に跳び門自体を跳び越えその裏手から開けて向こう側から言うのだった。
「さあ、どうぞ」
「あの、女官長」
 日本はメイド服姿で開けられた門の中で仁王立ちするハルに呆然とした顔で問うた。
「今何を」
「何かありますか?」
「ソビエト軍の兵達を瞬く間に倒し」
 そしてだった。
「門を跳び越えられましたが」
「それが何か」
 ハルは何でもない口調で呆然となっている日本に返す。
「一体」
「格闘術を身につけられているそうですが」
「山下長官程ではありませんが」
「それで、ですか」
「長官もこの程度出来ます」
 山下もだというのだ。
「あの方は気まで使えるではないですか」
「それはそうですが」
「この程度驚くには値しません、では行きましょう」
「わかりました」
「寝室の場所は目を閉じてもわかります」
 そこまでよく知っているというのだ。
「では」
「はい、それでは」
 こう話してそのうえでだった、一行は皇居の中に入った。
 ソビエトの工作員達もいたが全てだった。
 全員倒していくそのうえで寝室まで向かう、だがその前の部屋に。
 ゾルゲがいた、そして。
「ロシアもいるじゃないか!」
「ベラルーシもいるあるな!」
 アメリカと中国はゾルゲと共にいる彼等の姿を見て声をあげた。
「これは手強いぞ」
「この面々がいるとなるとある」
「妹さんもおられますね」
 日本はロシア妹を見て言う。
「ではこの方々は」
「あっ、ここは日本君の星だからね」
 ソビエト側の国家達の中心にいるロシアが微笑んで彼の妹とベラルーシに対して語るのだった。
「日本君の相手は僕でいいかな」
「はい、それでは」
「日本さんについてはお兄様にお任せします」
 二人もこう答える。
「では宜しくお願いします」
「私達は別の方の相手をしますので」
「じゃあ女の子の相手は気が引けるがな」

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