第4話:紳士達の華麗なる談義
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鬼の形相をした知子が、他を圧倒するオーラを持って立っていたのである。
あ〜、これは逃げられないな、テヘ☆
「友達やお兄さんを探しているっていう子を探してたときに、たっくんの姿を見つけたと思ったら、なに年下の子達を悪の道に引き込もうとしてるのよ!!!」
瞬間、知子の右腕が消える。
いてぇ、腹筋がいてぇ!!!左の腹部に右のボディーブロー(勿論物理的な意味で)、意識が持ってかれる!!
しかも、ボディーブローした手にに持ってる水晶は何だよ!!
知子に説教&物理的な教育的指導を受けていながら、知子の後ろを見ると、茶色がかった髪の毛を持つ柔らかい雰囲気を持った女の子、ところどころ髪が跳ねたネコっぽい女の子と手を繋いでいる響がため息を吐いていた。やれやれ、といった感じだ。さらに後ろに誰か隠れているような気がしたけど気のせいかな?女の子たちが俺に指をさしているのが見える、響は「大丈夫。いつものことだから。」といってる気がするぞ。これが・・・いつも
の痛みなのか・・・?
ぐふ・・・、意識が跳びそうだ・・・。
お・・・?響と手、を繋いでいた女、の子たちが手を離、してこっちに向か、グフ!、ってくるぞ・・・?
「にぃに、梅ちゃん!どこ言ってたのぉ?みゃーとりほちゃん、すっごく心配してたんだから!」
「純〜一〜、梅原く〜ん。大丈夫〜?」
ああ、やっぱり美也と梨穂子だったのか。
グフッ!・・・合流、出来たの、なら、早めに逃がしてや、らねば!!
「ソウルメイト・橘純一、梅原正吉!その子たちを連れて逃げるんだ!!」
「しかし、殴られてる遠野先輩を置いていくわけには・・・!」
「御師匠様!俺達はここに残ります!」
「馬鹿野郎・・・、お前は俺の、ソウルメイトであり後輩だ。だから、俺が守、ってやんよ!さあ、俺がこの怪力水晶女を、相手している、うちに逃げるんだ!!」
「し、師匠!!」「先輩!」と咽びながら二人が話す。お?俺、ガフッ!今かっこよぐ、ねえか?二人は敬礼(軍隊での最高礼)を行い、俺は左手で返礼する。
「いくぞ美也!梨穂子!」「あ、待ってよにぃに!」「ししょぉぉぉぉぉ!!!」「じ、純一、待ってよ〜!」・・・・
俺はそのまま意識を失った。後で響に聞いた話だと、目がグルグル捲きの上にカエルみたいに伸びていたらしい。写メールがこの時代にあったら、もう生きていけないな。携帯電話のない時代で本当に良かった。
・・・・
・・・・
目を醒ますと、小学校の校舎のベンチの上。時刻は夕方6時・・・、練習さぼっちまったなぁ。
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