第4話:紳士達の華麗なる談義
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さり、おかげでこういう場面でロジカルに考えることが出来ました!見ては欲しくないですけど、見ていてください!
「こういう本どうなんだって聞かれてもよ、こちとら小学5年だぜ?確かに興味はあるけどよ、俺らにゃまだ早いんじゃねえのか?」
「う、うん。僕もそう思う。興味はあるけど、本屋さんに入るのは恥ずかしいし。それに買おうにも、梨穂・・・桜井や美也がぺたぺたくっついてくるから、家に持ち込んだり出来ないな。」
梅原も橘も、紳士的な面を言葉の端から感じさせるものの、大人の意見や周囲の目から消極的であることを主張した。しかし、俺はそんな意見は予測していたさ。お前らが、成長してから他を圧倒する紳士になっていったことから推察してたさ。
「でも興味はあるんだろ?」
「まぁ、俺達も男だしな。」「うん、興味はあるよ。」
なんだか道徳的に駄目な人間を演じている気がするがそんなものはスルーしないとやっていけないぜ。
ジャブからワンツーに繋げて、試合の主導権をこっちに引き込むぞ。
「早いとはいえ、俺達は数年後どのみち読むのさ。早過ぎれば俺たちに変な価値観を植えつけてしまって、性癖、考え方、感じ方が他の人と違うようになってしまって悪い方向に進んでしまうかもしれない。だが、逆に俺は18歳までそういった本を経験をせずに過ごしたクソ真面目な奴の方が問題だ。大学での飲み会でのそういう話題についていけず、彼女を作った際でも学校で教わらないからどういうことをしたら良いか分からず短期で別れ、夫婦生活も学校の教本がないから性生活が巧くいかず堕落。そっちの方が生物学的な生き物、社会的な生き物として問題だよ。周囲の目が心配なら、そういう周囲の目の無い環境を見つければいい。」
なんだか、小学生のくせに先生みたいなことを言ってるな俺。諭すような声を作り、橘と梅原に語りかける。俺こそは愛の伝道師だ!決して、悪の道に堕落を導く精神的詐欺師では無いぞ!!
「でもよ、やっぱ親や先生の目は恐くねえか?」「うん。やっぱり先生に怒られそう・・・」
「愚か者!!!!」
カウンターの右ストレート。畳み掛けるならここだな!
先生の目や親の目を気にする人間は大きくならねえぞ!!
「先生や親の言うことを聞いて人生を幸せに過ごせる、だと?お前ら本気でそういってるのか!?いいか、男はいずれ自分の足を頼って動き、自分自身の頭で考えて動かなくちゃならないんだぞ!?就職したらもう親は助けてくれないんだぞ!先生は学校を去ったら、もう教育対象外にカテゴライズされるんだぞ!?それを自覚しろ!俺達の性は俺達だけのもので他に介入させちゃいけないんだ!戦わなくては、ここで!大人にコント
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