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何となく生きて行く
何となく
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先生ではある。しかし、今まで話したこともろくにない俺に何の用かは全然分からない。

「お前、帰宅部だったよな?」
「えぇ…一応…」

運動は出来るほうだが、運動が嫌いなので入りたくなかった。…後先生…俺には仁井打 皐(にいだ さつき)と言う名前があるんですけど…

「私と一緒に座談部という、部活を開かないか?」
「…は?」
「だから…私と一緒に座談部という、部活を開かないか?」
「…すみません…聞き間違いだと思うんですが…座談部という、部活を開かないか?…って言ったんですか?」
「あぁ。」
「…」

…よし、逃げよう。

俺は先生の手を振り払い、外へと出ていった。
…後ろからは、スーツ姿の冬花先生が追いかけてきていた。

「待て!仁井打!!」
「嫌です!!」

俺が右に曲がると右に曲がってきて、左に曲がると左に曲がってくる。そんなこんなを繰り返していてはや、十分が経とうとしていた。

そして、近くにコンビニがあり、そこのトイレへと駆け込んだ

〜トイレの中〜

「はあはあ…なんなんだあの先生…」

(いきなり声を掛けられたら、部活勧誘してきて座談部って言う部活を創ろうとか言われても…)
俺はトイレで5分ぐらい休み、外に先生が居ないのを確認し出ていった。

(はあ…何だったんだ一体…)

不意に肩をガシッと掴まれる音が聞こえた。俺は首を180度回転させ、肩を掴んでいる人物を見た。

「…やっと捕まえたぞ…」

…そこには鬼のような顔をした冬花先生が居た…



〜公園〜

「…ふう…さっきはいきなり追いかけていて済まなかった。」
「まったくですよ…で?座談部と創ろうってどういう事ですか?」

あの後鬼のような顔をした冬花先生に連れられ、公園に来ていた。

「ん、あぁ、大したことないさ、座談部と言っても本格的に部活動をするわけでもない。つまり、幽霊部活だよ。」
「…そうですか…んで、何でそんな部活を建てようと思ったんですか?」

俺がそう問い詰めると冬花先生はめんどくさそうに答えた。

「…ほら、私ってさ、今年途中から君たちがいる学校…桜ヶ丘高校にやってきたじゃん?」

先生はため息をつきながら話始めた。

「…途中から入ってきたから、部活の顧問とかも決めてなくってさー。だから、下手してめんどくさい部活に入っても意味ないじゃん?…先生からは、一応、自分で決めてくれって言われてんだけどさ…そこで考えたのよ。自分で部活を創ればいいって。」
「…そこで選ばれたのがクラスで唯一帰宅部の俺ってことですか…」
「そういう事。」
「ちなみに校長先生からは、許可を頂いてるんですか?」
「あぁ、この通り」

先生は胸元のポケットから、少し束になってい
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