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アマガミという現実を楽しもう!
第1話:目を醒ませばアマガミ
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話をする子ども相手に社会人が同等に接することが出来るか?
・・・つまり、小学生にそぐわない奇行が目立ったわけだよ。


「気に入らない先生の意見に対して、理詰めで反論を行い閉口させる」
「読書感想文に選ぶ本にあの100年の難題を提案した位相幾何学の数学者の本「科学と方法」を選び、レポート形式で提出して、先生を唖然とさせる」


など、正直きりが無い。
まぁ、所謂ドン引きされた訳だ。
小学校低学年の時が、ドン引き最高潮だったな。一人寂しく図書室さ!


それでも、クラスの塚原響って子は仲良くなってくれたな。



塚原響と俺は、小学2年の頃にクラスメイトになり、1年間共に図書委員を務めていた。
俺は、図書室の本が少しでも読める機会が得られると思って志望し、
塚原響も同様に本が好きだったようだ。
最初は会話もしてくれなかったがな。流石にあんな素行じゃ話しかける気にならなかっただろう。
だが流石に1年間、無言で作業をする環境はなるべく避けたい。
うなれ!俺の社会人スキル!新人研修や営業、度重なる宴会での培った技術を見るがいい!


え〜っと、ソウルオリンピック(1988.9.17-10.2)が終わったけど見ていたかな?
そうだ、鈴木○地が100m背泳ぎで金を取ったっけ、あとは女子選手ではジャ○ット・エ○ンスが
金を総なめにしていたな。前世では小さすぎて見れなかったから貴重だったなぁ。
そこ、ボキャブラリー少ないとか言うな!○リーグはまだ発足してもいないんだぞ!
さて・・・、競泳の話だけど伝わるか?
それでも、この子なら水泳の話が伝わりそうだ。何故だろう、証拠も無いのに確信している俺がいる。


「なぁ、そういえばソウル五輪の背泳ぎ見た?鈴木○地の泳ぎ、凄かったよな!」
「うん、凄かった!」


反射的だったのであろう。塚原響は、俺の問いに対して即答した。
俺は、黙々と作業していた隣の女の子が身を乗り出してきたのに驚いたが、
俺は反応してくれたことに喜び、会話を進めていった。


俺も、前世では学生時代に水泳を生きがいにし、社会人でもマスターズ選手として活動するほど、
好きだった。泳法やトレーニングの本を読み込み、メニューに応用することも多々あった。
そういった経験から、俺は彼女と話を弾ませていった。





ソウル五輪の話で水泳のことを思い出し、とたんに俺は
現世でもやりたいと思い、親に行きたいという意思を伝えた結果、
響と同じスイミングスクールや水泳クラブに所属することになった。
もちろん、専門種目は前世と同じ自由形!
やっぱり、あの有名漫画家が描いて映画化されたマンガには影響されるよね!?


・・・流石にブーメランパンツは昔過ぎて、なかなかなじ
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