暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos2魔術師と守護騎士は秘かに語り合う〜Truth and Lie〜
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天使エグリゴリ。属性は炎熱系。戦力序列は7機中6位。俺が救ったのはグランフェリア。戦力序列は7位。何度か殺されかけたけど、あの程度なら死なないから問題なし。それに、どれだけの無茶なら耐えられるかも理解したし、次は快勝してやるさ』

満足げな笑い声を含んでいるルシリオンの回答。そのようなものだからシャマルが『そんな笑い話じゃないわよ、ルシル君』引いている。私としては恐ろしいという感情が占めている。自分の身の安全を度外視にしている発言だ。外見が子供だろうな。余計に恐ろしく思う。

『あれで6位・・・、ふざけ過ぎてんだろ・・・』

そしてバンヘルドの戦力序列を聴いたヴィータが恐怖に満ちた声で呻いた。確かにあれほどの実力で下位となると、奴に手も足も出なかったと我らは一体なんだと・・・。シュリエルの話では、オーディンと融合を果たしたことで勝てたと言う。
そんなバンヘルドより下とは言え、それでもなお強いであろうグランフェリアなる“エグリゴリ”を単独で撃破した。“エグリゴリ”攻略の策や道具が有るというし。オーディンに比べれば環境は恵まれているのかもしれないな、ルシリオンは。

『あ、そうだ。これだけは伝えておかないと。あなた達と話をしていて、オーディンは本当に慕われていたんだなって思った』

『ま、まぁ、オーディンはあたしらに楽しい時間とかくれたしさ。家族ってものを教えてくれた・・・、大切で大好きな奴だった。オーディンの為だったらなんだってやるって思ったし、命だって懸けれた』

『そうね。あの方と出会うまで私たちはずっと戦って戦って、いつの時代、どの主も私たちを道具扱いされていて。温かさなんて無かったわ。笑った事すらなくて。でもオーディンさんと出会えたことで、ヴィータちゃんと同じことを思えたわ。私も、オーディンさんが大好きだった?』

『ふむ。では私も。オーディンを主とする前、私は騎士として戦うことには不平はなかった。しかし将として、仲間が辛い思いをしていたことについては心を痛めていた』

シュリエルとヴィータの喧嘩は特に、だ。ヴィータは常に周りに苛立ちをぶつけていたからな。

『そんなヴィータやシュリエルに笑顔を与えてくれたオーディンには心より感謝している。私としても、彼のことが好きだった。もちろん家族として、だ』

――必ず君たちの前には最高の主が現れる。この予言だけは必ず当たる。確実だ。絶対だ。それが運命だ。君たちは、幸せになる――

オーディンのことを想い、共に過ごした日々を思うだけで私は――我々は、あの後も強く生きて来られた。

『主オーディンの信念。守りたいものを守り、救いたいものを救う。その信念の下に戦えることが出来、道具とは別の生き方を与えていただいたことに、我も感謝している』

ザフィーラもオーディン
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