暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos2魔術師と守護騎士は秘かに語り合う〜Truth and Lie〜
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に、ルシリオンはそう返した。オーディンもそう言った話をしていた。彼らセインテストの系譜とは、“エグリゴリ”と戦い、救うためだけに生み出され続けるクローン体の連なり。それが真実だった。
『でもこれで納得いった。そのオーディンと同じ外見で同じことが出来た俺に驚いていたんだな』
ひとり納得しているルシリオン。しかし我々は衝撃が強すぎて、そう容易く納得できるような心情ではなかった。
『な、なぁ。お前やオーディンが誰かのクローンってことは、お前はオーディンの子孫ってわけじゃ・・・』
『もちろんない。血液から遺伝子まで全てが同じの双子とも言えるけどね』
『あのっ。・・・オーディンさんも自分がクローンであること、知っていたのかしら?』
『起動したその瞬間にオリジナルの人格はもちろん、一般常識・魔導資質・魔法術式などといったものを刷り込まれるから、もちろん知っていたと思う』
この少年はどうして何とでもないと言うように自分がクローンであるとか兵器であるなどと気安く語れるのかと思っていたが、すでに彼自身の存在意義が決定されおり、それに準ずることを決めているからか。
ヴィータが『お前・・・歳いくつだよ・・・』気落ちした声色でそう問う。
『いくつって。俺の活動時間は約1332時間。日数にして55日になるから、0歳?』
『『55日・・!?』』『『っ!』』
外見では10に届くくらいと言うような少年だと言うのに、その実たったそれだけしか生きていないのか。我らが黙ったことで『・・・えっと、あなた達の訊きたかったことはそれだけか?』ルシリオンはそう確認してきた。
『では我から。お前の正体は知れた。ならば次の疑問が生まれる。何故、お前はこの世界に居るのか、だ』
『そうだな』
ザフィーラの問いに私も同意する。ルシリオンの答えは簡潔、そして予想していた通り『エグリゴリがこの世界に現れるみたいなんだ』あの圧倒的火力を有していたバンヘルドのような奴が、この世界に居る。
『『『『・・・・』』』』
『安心してもらっていいよ。俺の代で堕天使戦争を終わらせるから。何せすでに1機救っているし、エグリゴリ攻略に必要な策や道具も持っている』
我らの緊張が伝わってしまったようだ。ルシリオンから気遣いを受けてしまった。が、聞き捨てならないものもあり。すでに“エグリゴリ”を1機撃破している。これには驚きを隠せない。
『なっ・・・!』『っ!』
『マジかよ!?』
『もしかして単独で倒したの!?』
『もちろんっ♪』
思わず寝台から体を起こしてしまった。それほどまでに驚くものだった。ヴィータから『ソイツ、バンヘルドより強かったりするのか!?』耳鳴りがしてしまうほどの大声が届いた。
『バンヘルド。堕
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