暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos2魔術師と守護騎士は秘かに語り合う〜Truth and Lie〜
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て誰が作ったん? こうゆう時はホンマに厄介なシステムや。

「さぁ、寝よう。なーに。話なら明日からいつでもどこでもいつまでも出来るじゃないか。何せ、これからずっと一緒に居るんだから」

ルシル君がシグナム達を見回した後、わたしに向かってそう微笑んだ。そこまで言われたら「ん。もう寝ます」諦めるしかないやん。興奮はまだ冷めへんけど、寝ることにした。よう考えればまた朝寝坊するのもどうかと思うし。すると「良い子、良い子」ってわたしの頭を撫でるルシル君。むぅ、わたしはお姉ちゃんなんよ。まぁ、撫でられるの好きやからええけど。

「あ、でもその前に。みんなの寝るトコ教えておかなアカン」

ルシル君に言われて2階の使ってない部屋を掃除(全部ルシル君やけど)したんや。

「じゃあ、それを最後として寝ような」

「うんっ♪ えっと、じゃあみんなの寝室に案内するから、ついて来てな。ルシル君、お願い出来るか?」

「ああ」

ルシル君にお姫様抱っこしてもらって、まずはわたしの部屋を教えて、そしてリビングをあとにする。わたし達の後をシグナム達がついて来てるのをルシル君の肩越しで確認。階段を上がって2階へ。2階には3部屋ある。父さんと母さんの両親部屋。そして使ってない部屋が2部屋(うち1部屋が物置)。両親部屋はベッドが2台、クローゼットやお化粧台も揃てるから、シグナムとシャマル用やな。もう1部屋は和室で、そこはザフィーラに使ってもらうとして。

「ヴィータは・・・どないしよか。シグナムかシャマルのどっちかのベッドで一緒に寝るか?」

「私はそれで構いませんけど。これまでにも似たようなことがありましたから」

「温かな寝台じゃなくて、地下の牢屋みたいなところだけどな」

ヴィータがボソボソっとなんや呟いた気がしたけど、聞き取れんかった。訊き返そうにも、それが許されへんような顔をしてたヴィータやったから、わたしは何も言えへんかった。

「いっそのこと、はやてと一緒でいいんじゃないか?」

「「え?」」

ルシル君からのそんな提案。想像してみる。・・・・「それでいこっ!」ルシル君、それ、最高のアイデアやっ! ちょう困ってるようなヴィータに「嫌やなかったら、わたしと同じ部屋で・・・ええかな?」って訊いてみた。ヴィータは少し考えた後、「それでもいい」小さな声やけど、それでも頷いてくれた。

「決まりだな。シグナムとシャマルはそこの部屋。ザフィーラはその隣。ヴィータは、はやてと同じ部屋だな。じゃあ、我が手に携えしは確かなる幻想」

「「その詠唱・・・!」」「「っ!」」

ヴィータとシャマルが声に出して驚いた。今の呪文、ルシル君が魔法を使う時のモノや。

――変化せしめし乱音(ディゾルディネ・カンビャメント)――


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