暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos2魔術師と守護騎士は秘かに語り合う〜Truth and Lie〜
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は禁止や!」

シグナムさんが危ないこと言い出したから慌てて止める。“闇の書”を完成されるための戦力・・・。そんなん悲しすぎるし、寂しすぎる。

「確かにわたしはみんなの主になった。そやけどな、わたしはみんなを戦わせるつもりはないんよ。騎士から戦いを取るんは良うないことかも知れへん。でも、それ以上にわたしは・・・みんなと家族になりたい。主とか従者とかやなくて・・・家族に」

わたしの想いを言うていく。シグナムさん達は呆けたまま。でもどこか懐かしいものを見るような目をしてて。

「そうゆうわけで。わたしのことは、はやて、って呼んでほしい。なんかな、主ってつけられると、なんや寂しい。あと、敬語とかも要らへんよ」

「確かに主従の壁のような物を感じるな。家族なら、敬語・敬称・遠慮無用でいいと俺も思う。で、俺のこともファーストネームで呼んでほしい。出来ればルシルでお願いしたいな」

「やっぱそう思うよな〜♪」

「な♪」

ルシル君からも同意を得たし、「どうかな?」ってシグナムさん達に確認してみる。なんやろ、やっぱりルシル君を見てる気がする。とりあえずわたしは「じゃあ呼んでみてくれへん」ってお願いする。

「ハヤテ・・・ううん、はやて、でいい? あと、ルシル・・・」

まずはヴィータちゃんが呼んでくれて、「そうやよ、ヴィータちゃん」って微笑みかけると、ヴィータちゃんは「ん」って小さく頷いてくれた。妹が出来たみたいで嬉しいわ。

「えっと、はやてちゃんとルシル君、でいいのかしら?」

「うん!」

「ああ、それでいいよ」

シャマルさんも要望通りに呼んでくれた。次はシグナムさんとザフィーラさんやけど・・・。

「申し訳ありません。将として、やはり敬語を改めるのは少し・・・。敬称についても、申し訳ありませんが」

「我もシグナムと同様です。申し訳ありません」

シグナムさんとザフィーラさんはアカンかった。すぐには無理かもしれへんな。じゃあ追々ってことにしとこか。

「じゃあ俺の呼び方の件は?」

ルシル君がそう訊くと、「ファーストネームで呼べばいいのだな。判った」シグナムさんは了承、「承知した。我もルシリオンと呼ばせてもらう」ザフィーラさんも了承。そっちは簡単に済むんやなぁ〜。

「えっとさぁ、じゃああたしからも。あたしのこと、ちゃん付けしないでいい。呼び捨てでいい。ちゃん付けってなんかムズムズする」

「あ、それなら私も、シャマル、って呼んでください。シグナムとザフィーラも呼び捨てで良いでしょ?」

「ああ。主はやて。私のことはシグナムとお呼び下さい」

「ん〜。年上の人を呼び捨てにするんはちょう気が引けるけど・・・ん、判った。シグナム、シャマル、ヴィータ、ザフィーラ、やな」

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