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Fate/magic girl−錬鉄の弓兵と魔法少女−
A's編
第八十一話 最後の戦い
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「シャマル、さっき氷結プランの時にコアと言っていたが、コアを破壊すれば他の部位が残っていても停止できるか?」
「はい、コアさえ潰せれば」
「なら手はあるか」
俺のつぶやきに皆の期待の視線が集まる。
「コアに一点突破型の強力な一撃を叩きこむ」
「威力は?」
「エクスカリバーには及ばないがほぼ同ランクだ。
ただしあの巨体の中にあるコアを捉えるのが問題だ」
あのサイズの球体だ。
中にいるモノもそれ相応の大きさだろう。
その中にあるコアの位置がわからない状態で撃ち抜くのは無理がある。
「ああっ! なんかごちゃごちゃと鬱陶しいな!
皆でズバッとぶっ飛ばしちゃえばいいじゃん」
今まで黙っていたアルフが声を荒げる。
「ズバッとぶっ飛ばす?」
「士郎君の攻撃もコアを狙えるようにせんと悪い」
「でもコアを狙えるようになれば」
なのは、フェイト、はやてのつぶやき。
そして、何を思いついたように顔を見合わせ俺に視線を向ける。
先ほどのつぶやきでなのは達が何を考えているかはわかっている。
「なるほど、だいぶ力技だがこのメンバーなら可能だろうな」
俺の納得したような言葉にクロノが顔を歪ませる。
「おい、一体何を考えている?」
「なに、そう難しい事じゃない。
コアが見えないのであれば見えるようにすればいい。
幸い全力でズバッとぶっ飛ばすには十分なメンバーがいるしな」
俺に同意するように笑って頷く三人。
「君達は……艦長に話してみる。
それとシミュレーションもだ」
「ああ、任せるよ」
頭が痛いという表情のクロノに内心笑いながら闇の書の球体に視線を向けた。
side out
クロノから防衛プログラムの破壊プランを聞いたアースラメンバーだったが、揃って苦笑していた。
「なんともまあ、相変わらず物凄いというか」
「計算上、仮想シミュレーションでも実現可能っていうのがまた怖いですね」
あまりの力技というか荒技に驚き半分、呆れ半分といった感じのリンディとエイミィであった。
大きく息を吐いて意識を切り替えるリンディ。
「エイミィ、士郎君に回線つないでもらえる?」
「了解です」
リンディが何を心配しているか察したエイミィは何も言わず士郎に通信をつないだ。
「士郎君」
「何でしょう? リンディさん」
「……大丈夫なの?」
ただ一言。
それを士郎に問うた。
エクスカリバーを使用した際の副作用の事。
管理局にバレる魔術の事。
あらゆる心配をその一言に込めて
「大丈夫です」
その思いを察し、感謝しながら士郎はただ大丈夫と一言返す。
「そう
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