一部【スサノオ】
四章【始まりの地】
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わめきだす。
だが、ジャック含め数名は動揺するそぶりも見せずじっとGの言葉に耳を傾ける。
そんな中、一人の女性が挙手しGへと質問を投げかけた。
「その専用ビーコンはどうやって打ち込むんですの?…と、いうよりそれはどこで調達を?」
《それは三項目の説明が終わったらまた別に説明してやる。今は大人しく聞け》
Gに一蹴され、不満そうに女性は押し黙る。
《次に原生生物…通称『ネイティブエネミー』の『討伐』。俺個人としてはこれに一番力を入れてもらいたいが、こっちの稼げる金額はピンきりだ。最少最弱で一匹100円から、今確認されてる最大級のもので何千万って額だ。ちなみにそいつらを討伐するのにも専用の武器と方法があるんだが、その説明も後だ》
言い終わると、Gはポケットからタバコを取りだし火をつける。
《あと残るのは『調査』についてだな。ぶっちゃけ、これに関してはたいして稼げない上につまらない。内容としては新しく開拓された土地の地質や生態系を調査することだ。まぁ、これに関しては専用の機関があるからお前らのやることはその機関の護衛及び補助ってとこだ》
タバコを一吸いすると、Gはさらに言葉を続ける。
《これで3項目の説明が終わったが、これについて何か質問は?…ただし、専用ビーコン等の取り扱いはこのあとの『模擬戦闘エリア』で説明するからそのつもりで》
「やれやれ、やっとか」
ため息を一つ、ジャックは気だるそうに欠伸をする。
周りも早く外の世界へと赴きたいのか質問をしようとするものはいない。
その様子を見てGはニヤリと笑うと、
《では、お待ちかねの戦闘及び開拓の説明を始める》
Gの一言で、正面の門が重い音をたてながらゆっくりと開いた。
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