第十三話
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小学校五年生だった・・・
「・・・確かに、そんなところから助けてもらったら、王子様みたいに見えますよね」
「そう言うこと。多分、氷柱ちゃんの部屋のドアに耳を当てたら、面白いものが聞けるわよ?」
実際に行ってみたら、「ああ、私なにやってんだろ・・・お兄ちゃんのこと好きなのに、あんな態度とっちゃって・・・」というような、一人反省会が開かれていました。
「よく武双は、それに気付きませんね」
「武双君は、普段の態度を素だと考えてるもの。それに、本人曰く連れ出すときにかなり大立ち回りしたらしくて」
「恐怖心を抱かれていると?」
「さすがに、嫌われてはない、位の事は分かってるんだけどね。心のそこで男性に恐怖心を抱いてるのが、無意識のうちに出てる、って考えてるみたい」
武双は、そういった面で鈍感なんですね・・・氷柱、苦労することになりそうです。
もちろん、私もなんですけど・・・
「おーい二人とも、風呂あいたから、入ってくれ。武双は私が見ておくから」
「じゃあ、お願いねリズちゃん。行きましょう、アテちゃん」
「はい、分かりました」
そして、私と御崎姉さんはお風呂に向かいました。
一応言っておきますと、武双を一人部屋に残さなかったのにも理由があります。
その内容については、また、いずれ。
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