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少年と女神の物語
第十二話
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、代わりにアテが説明するようだ。
 ただ、アテもかなり顔が真っ赤なのが気になる。

「ただ、全部言うのはかなりつらいものがありますので、いくつかのピースから組み立ててください」
「ああ・・・うん、分かった」
「では・・・1、武双は傷だらけだった。2、武双は神殺しである。3、治癒の術を、私達は武双にかけた」
「・・・OK、理解した」

 で、恐らく俺も二人のように顔が真っ赤になっていることだろう。間違いない、と言えるだけの自信がある。
 そして、林姉がこんなになってるのもよく分かった。なるほど確かに、この人がそんなことをしたなら、こんな状態にもなる・・・

「・・・二人とも、今回のことを忘れよう、ってのは無茶だと思うし、俺にも出来ないから言わない。でも、ずっとこの状態って訳にも行かないし、最悪の事態として中国(こっち)のカンピオーネが来るかもしれないから、十分で一度踏ん切りをつけよう」
「・・・はい・・・」
「・・・うん・・・」

 その後、十分後に全員踏ん切りをつけ、観光中(と言いつつ、いざと言うときのための逃げ道を準備していてくれた)の二人とも合流し、日本に帰った。

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