第十二話
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ね・・・って、あれ生きてるんですか!?」
で、見つけた先には刺し傷だらけで血の海に横たわっている武双がいました。
「わっと、ムー君!?ムー君聞こえる!!?」
「まず間違いなく聞こえてないです!それでもなぜか心臓は動いてますし、早く治癒を!」
本当に微細にですが、まだ心臓は動いています。
神殺しの生命力なら、まだ間に合うでしょう。
「そ、そうだった。早くしないと・・・」
そういって、依林姉さんは武双に手をかざし、治癒の術をかけようとします。でも・・・
「依林姉さん!武双はもう神殺しです!」
「そ、そうだった!じゃあ、・・・〜!」
で、武双の唇を見た瞬間にですね・・・二人揃って真っ赤になります。
し、仕方ないじゃないですか!だって・・・!
「し、仕方ないのよね・・・だって・・・家族のためだもの!」
で、依林姉さんは躊躇いを吹っ切るようにして武双に唇を重ねました。
で、ですね・・・すごく、見ていて恥ずかしくなります。
こう・・・依林姉さんが顔を真っ赤にしていることと、それでもなお必死になって武双を助けようとしているのか、こう、舌もねじ込んでいまして・・・見ていて嫉妬が浮かんできましたね。
「ぷはっ。・・・はう〜〜〜〜!!」
で、少しのはずなのにかなり長く感じる時間がたってから、イーリン姉さんは唇を離して、その場でもだえ始めました。
リズ姉さんとは違ってしっかりと恥ずかしがるので、見ていて恥ずかしくなる度合いは段違いです。
「これでも駄目なの〜!?」
「・・・後は、私がやりましょうか?」
「うん・・・お願い」
では、後は私がやるとしましょう。
・・・もういっそ、私も舌を入れますか。ええ、そうしましょう。
後になって、依林姉さんと一緒にもだえたのは、言うまでもないですかね?
◇◆◇◆◇
「・・・場所は、そのままか・・・」
俺は前に死に掛けた時とは違い、倒れた場所そのままで起きたことに少し驚いた。
一応、二人には少し離れたところにいてもらっているはずだから、あの雷を見てこっちに来ているかもと思ったのだが・・・ってか、傷がふさがってるんだから来てるのは間違いない。
じゃあどこに・・・と周りを見回して、すぐに見つけた。なんだか、もだえている二人を。
いや、何があったんだよ・・・
「えっと・・・おはよう、二人とも」
「「#%&#$!?%%$!!?」」
声をかけたら訳の分からん返事を返された。
いや、返事ですらないか。
「二人とも、どうした?返事になってないし、顔は真っ赤だし」
「えっと、その・・・はうううう」
「・・・私が説明します」
林姉が説明しようとして失敗し
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