第七話
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・・・朧サイド・・・
「なぁぁぁに、してくれてんですか!? せっかく人が
悪魔ぶっ殺そうとしてくれてんのによーー!!」
騒がしい奴だ
しようとしたのか、してもらったのか
はっきりしろ
私はアーシアの方へ近づく
「お、ぼろさん?」
「そうだとも、君の友人だ」
「なんでここに・・・?」
愚問だな
「友人を見捨てるわけが無いだろう」
「あ、ありがとぅございます」
微笑んで返す
「礼はいらない、本当に君は優しい、ねっ!」
振り向くと同時に、蹴りを入れる
「ぶふぅぅぅっ!!」
まったく、少しはじっとできないのか
「少し待っていろ、アーシア」
そう言い、アーシアに手をかざす
「これは・・・暖かい・・・」
「傷と疲れを取り除いておいたよ、先ほどとは随分違うだろう?」
うなずくアーシア
「じゃあ、後で」
そういい残し、神父の方へ向かう
「なぁぁぁんで、動けないんですかぁぁぁ!!?」
「蛇の毒だよ、治して欲しければ質問に答えろ」
「いっやですー! なーんで悪魔なんかにっ」
「もう一度だ、治して欲しければ質問に答えろ
それに私は悪魔ではない、蛇だ」
「いやだっつてんだろ、ばぁぁぁかぁぁ!!」
「そうか・・・じゃあ」
後ろを振り向く
グレモリー眷属の紋章だ
「兵藤くん、助けに来た・・・どういう状況だい?」
「とりあえず、神父は捕らえておいた」
祐斗の質問に答える
「あらあら、これは」
「あなたがしたの?」
「そうだ、眷属も護衛対象だからな」
質問に肯定で返す
「おまっ、さっき俺の事ついでって言ってただろう!?」
ちっ、余計な事を。
グレモリーが睨んでるじゃあないか
「結果的に助かったのだから良いだろう、別に」
「はぁ、まあいいわ」
そう言い、イッセーの方に歩み寄っていくグレモリー
「ごめんなさい、イッセー
まさか、依頼先でこんな事になるなんて」
「いえ、大丈夫ですよ」
ん? これは・・・
「部長!! 向こうから堕天使の気配が多数迫っています」
「そう、分かったわ。撤退するわよ」
「部長! アーシアも一緒に」
「駄目よ、この魔法は眷属にしか使えないの」
「そんな・・・そこをなんとか!」
「ごめんなさい」
そして、転移していく眷属の面々
それを確認しアーシアの方を向く
「君には二つの選択肢がある」
「二つ、ですか」
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