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リリカルなのは〜優しき狂王〜
第五十二話〜開戦と黒幕〜
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る尻尾ってことはね」

 彼らも元々はまともな管理局の局員であった。だが、組織の闇に触れてからは、他人の命を消して自分の命を守ると言う選択を取り続けていた。そこに嫌悪感がないわけではないが、全ては自分の命があってこそと考え割り切っていた。

「にしても、今回は口頭じゃなくて命令書を使ったことになんか意味あったんすかね?」

「全ては上の意向だ。俺たちが考えることじゃない」

「ま、そっすね」

 そんな会話を最後に、転移魔法を使ったのか、彼らの姿は数秒後にはそこにはなかった。






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