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勇者指令ダグオンA's
第三十話 宇宙忍者の珍道中
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たのは格納場所であるダグベースと最低限の維持費だけであり全ての責任ははやてが負う事になっている。

その為、管理局に所属している者は除き管理局の仕事の手伝いについてはボランティアでやっている力達である。

『俺達ってそういう扱いだったのかよ・・・ていうか修理代とかどっから請求してんだよ!』

「ああ・・・それはノルウェールさんに予算回してもらってるんや」

『ええ!つべこべ』

「つべこべ言うな行きゃええんや行きゃ!!」

こうしてつべこべ言ったボルトは今回単独で影の守護者世界へと派遣されるのであった。

『はぁ・・・全くウチのご主人は人使い荒いぜ』

「ウチの姉貴だってそうだぜ」

影の守護者世界・機動六課ガレージに派遣されたボルト。

なお自分の世界と違って色々とあるのかビークルモードのみでいる。

『まぁ・・・俺も腹をくくるか!んじゃ行こうぜ!』

「あいよ〜」

「よろしくお願いします!」

各々の挨拶を済ませると運転席にユウが助手席にアルトが座り現場へと向かうのであるが、ハイウェイに差し掛かるとユウがある事を思った。

「なぁ・・・思ったんだけどさ」

『何よ?』

「お前だと目立つんじゃないか?」

ユウの言うとおりボルトは外見的にはスポーツカーであり逆に目立つのでは?という指摘に対しボルトは・・・

『心配ご無用?俺忍者よ?』

「どういう事?」

『・・・俺は消えることが出来る』

するとボルトが忍法を展開するとそのボディが透け始めると中に乗っているユウ達もろとも周りの風景に溶け込んでしまった。

「わあ!凄い!」

『えっへん!』

「いや・・・お前がやっても可愛くない」

単純にボルトの忍法に驚くアルトだが、胸を張るボルトにツッコミを入れるユウ。

そしてアルトも自身の事を思った。

「ねぇ・・・何で私なの?そりゃ・・・暇だけど・・・整備の仕事だってあるし」

『あぁ・・・お前とユウが一緒だとカップルのドライブって事で誤魔化しが効くからじゃないの?』

「なるほど」

アルトも納得するとそんなこんなで現場の廃工場へと辿り着いた。

だが目の前には大きな壁が・・・

「うわぁ・・・とってつけたようなおっきな壁」

「どうするの?」

『ジョブよ』

ボルトのボンネットが開くとドデカイ鉤縄付のワイヤーが現れ壁の一番上に引っ掛けると垂直に壁を登って乗り越えてしまった。

「わぁ〜便利〜」

「お前チェンジした方が早いんじゃないか?」

『ほっとけ』

そう言って透明のままロストロギアの取引現場へと向かうのだが・・・

「あぁ・・・あれだね」

廃工場内のロストロギアの取引現場正に
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