暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 〜優しき仮面をつけし破壊者〜
A's編 その想いを力に変えて
44話:少し遅れたクリスマス会
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ど……君は何とも運がいいのか、鼻が利くのか…」
「…?」
「いや、こっちの話だ」


















やっと戻って来られましたジ・アース!大地を踏みしめる感覚…う〜む、懐かしい感じだ。

「…んで、なんで場所が月村邸なのかね。しかもお前も一緒とか」
「何か問題でも?」
「いや、ありまくりだろ」

検査も終わって、戻ってきたのはいいのだが、すぐさまなのはに呼び出されてしまった。しかも場所がすずかの家。さらには行こうとするとクロノまで付いてくる始末。

「お前すずか達のこと知らんだろ。完璧魔法関係だし、いいのか?」
「そこは問題ない。それに……まぁ着けばわかるだろう」

思わせぶりな事を言いやがって、クロノのくせに。
そう思いながら、やって来たバスに乗って、月村邸へと向かった。








間省略して、着きました月村邸。
早速呼び鈴を鳴らし待っていると、いつも通りメイド長のノエルさんが出て来て、案内をしてくれた。

向かったのは両扉の部屋。月村邸にはいくつも部屋はあるが、ここはおそらくまだ入った事のない部屋だった筈だ。

「……入らないのか?」
「逆に聞くが、俺が開けていいのか?」

クロノは俺の質問に、首を軽く縦に振る。……って待てよ?ここの事はあまり知らない筈のクロノに聞いては意味がないのでは?

………いや、止めよう。ノエルさんの案内に従ってここに来たのだ。あまり疑うような事はしないでおこう。
そう思って俺は両手を扉の取手にかけ、思いっきり引く。


……ビクともしない…


「…士様、その扉は押して開くものです」
「ですよね!」

それを見かねたノエルさんの言葉に、俺は大きな声を上げる。そういうのは早く言って欲しかったな、ノエルさん!
その横でははぁ〜、と深めのため息をつくクロノがいる。

「…まぁ、気を取り直して」

俺は再び腕に力を込めて、今度はちゃんと扉を押し出す。


―――パン、パパン!


「「「「「メリークリスマース!」」」」」」


次の瞬間、俺の目の前にきらびやかな紙テープが、大きな音と共に降り注がれる。
目の前には、車いすに乗るはやてを中心に、なのはとフェイト、すずかにアリサが入り口を囲むように陣取っていた。そして火薬のにおいが、甘い何かのにおいと共に俺の鼻をくすぐる。

「……士君?」
「だ、大丈夫…?」

あまりの急な出来事に、言葉を失っていた俺に、なのはとフェイトが声をかけてくる。

「あ、あぁ…まぁ、大丈夫だと…思う…」
「あらら、こりゃダメだわ」
「あはは…」

歯切れを悪くする俺に対し、アリサは呆れた声を上げ、すずかは小さく笑って
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