GGO編ーファントム・バレット編ー
59.激戦
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型自動拳銃《デザートイーグル》だ。
いつの間にあんなものを手に入れたのかはわからないがデザートイーグルから放たれた銃弾は、死銃ではなく《AK-47》を貫き一撃で破壊した。凄まじい威力である。
まさか.....キリトは、もう一人の死銃の存在に気づいていながらも疾駆をやめなかったのでは。彼が必ず来るとわかっていたから。
光剣使いは動きを止めず、右手に輝くエネルギーの刃をまっすぐ前方に突き出す。金属質のサウンドが、岩山の上まで届いてくる。ボロマントの胸に吸い込まれていく。近づき、ふれようとし.....だが、届かない。死銃は、上体を思いっ切り後ろに傾けたからだ。まるでキリトの技のタイミングを、完璧に読んでいたように。
大技を回避されたせいか、光剣使いの体が動きを止める。すぐに動きだし、右前方に跳ぼうとするが、その時には体を傾けたままの死銃の右手にいつのまにか握られていた長さ八十センチほどの細い金属はりの先端が。
黒いファティーグの左肩を、深々と貫いた。
「.......キリト!!」
真紅のライトエフェクトが、まるで血のように薄闇に散った。
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