St1.悲劇
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が黒く変色していた。
「ヨハネス支部長!適合候補者……生存してます!!」
「何!?適合試験に失敗して生存だと!?」
俺は腕を見ていると、急に全身に激痛が走った。
俺はその痛みに耐えきれずに意識を失ってしまった。
俺が目を覚ますと、そこは研究所だった。
そして、目の前には眼鏡をかけた穏やかな感じの男性がいた。
「おっ、目が覚めたかい?」
「ここは………?」
「大丈夫、私の部屋だ。…おっと、自己紹介がまだだったね。私はペイラー・榊。よろしくね。」
「神城ヒビキ。…榊さん、俺は何でここに?」
「いや、君のメディカルチェックをするためにだよ。」
「ふーん……」
俺は寝そべったまま、さっきの事を思い出した。
あの後右腕ってどうなったんだ?
俺は自分の右腕を見てみた。
「……………!!!」
「ん?どうかしたかな?」
「な……何だよこれ!!」
俺の右腕は、肩まで赤黒い怪物のような物に変わっていた。
トゲトゲしいその腕は、人間の腕とは比べ物にならない位に禍々しい。
「あぁ、それが言いにくいんだけど……」
「何だ!?」
「君、アラガミ化しちゃったんだよ。」
それを聞いた瞬間、俺は地の底に叩き落とされた気がした。
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