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魔法少女リリカルなのは〜その者の行く末は…………〜
Chapter-3 Third Story~Originally , meeting of those who that you meet does not come ture~
number-28 mischief
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ない。あんな少女が、なのはと彼女……キリエさんを圧倒したとは……」


クロノの見た目だけで決めつけたような物言いに、リンディは窘めた。


「駄目よ、クロノ。見た目だけで判断してはいけないわ。士官学校でも教わらなかったかしら?」
「……すいません」


自分でも非を認めたようにクロノは、素直に謝った。
リンディは、謝罪を聞いて特に何も反応するわけでもなく、モニターを見続けたままであった。クロノは、それに倣うようにしてモニターを見ている。


リンディは、この少女、システムU−Dの相手をだれに任せるか考えていた。あの圧倒的な強さの前に誰か立ち向かえる人はいるのだろうか。――――いない。
なのはとキリエの二人を相手にしても全く歯が立たない相手。一体誰に任せればいいのだろうか。先ほどからずっとこの考えの中でぐるぐるとスパイラルの中に陥ってしまっている。


「艦長。燐夜に任せてみてはいかがでしょうか?」
「燐夜君に? ……厳しいわね。不確定要素が多すぎるわ」
「ですが、燐夜はやってくれそうな気がするんです」


クロノにしては、珍しく食い下がってくる。そんなクロノに押されて、リンディは考え込む。
そして、少しして自分の中で答えを出した。


「分かったわ。システムU−Dは、三桜燐夜に任せます。……早くあの子を止めないと。あの子の中にある膨大な魔力がいつ暴走するか分かったものじゃないわ。……短期決戦ね」


リンディは、椅子に深く座り込んで、天井を仰ぎながら深く息を吐いた。



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