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魔法少女リリカルなのは〜その者の行く末は…………〜
Chapter-3 Third Story~Originally , meeting of those who that you meet does not come ture~
number-28 mischief
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はが振動で起きそうになったが、ただ寝ぼけていただけで問題はない。そして、キリエと何の他愛のない話をする。
キリエのお姉さん、アミティエ・フローリアンはどういう人だとか。人前では真面目なのに私の前とかだと残念だとか。
燐夜からは、高町なのはの話を。
自分の想いをうまく言葉にできない不器用な奴だけど、自分がやると決めたことには何処までも真っ直ぐぶつかっていくやつ。そんなところが玉に傷だけど、その性格のおかげで助けられた人もいる。でも、自分を犠牲にしてまで他の人を助けようとするのは、あまり良くないかな。
「ふーん……よく見てるのね、その子のこと」
そういうキリエは面白くなさそうだった。それにはキリエのある感情が関係しているのだが、燐夜にはそれは分からない。
燐夜は良く分からなかったが気にすることではないと思い、なのはを見て頭を撫でる。すると、寝ている筈のなのはの顔がにやけた。
燐夜はどうしてやろうかと考える。人が寝ているところに潜り込んだだけでなく、寝たふりまでしているとは。
キリエがその燐夜の考えに賛同してくれた。
では、具体的に何をするのだろうか。それは簡単である。なのはが見ていられなくなることや、居てもたっても居られなくすること。
「ねえ、燐夜君。突然なんだけど、少し寒くてね。だから一緒に寝ない?」
ピクッとなのはの体が動いた。それでも、感情に任せて動くことはなかった。多分、まだ燐夜がそんなことするわけないと思っているのだろうか。
しかし、三桜燐夜という人物は悪戯好きであるのだ。今までは、そんなことをする機会がなかったが。いや、実際には幼いころに色々となのはに悪戯をしていたこともあった。
その代わりに悪戯するたびになのはの兄である高町恭也が出てきて、燐夜と戦い始めるのはいつものことだった。
それは、高町士郎に拾われて士郎が意識不明の重体になるまでの間。たった一週間程度の話でしかないのだが。
昔のことを思い出して少し感傷に浸りそうになった。いつ思い返しても、昔の記憶は輝いていた。今になってしまっては、そんな過去を直視することさえも難しくなりつつある。
……少し考え込んでしまって黙ってしまったが、キリエの提案に答えを返す。
「確かに……少し肌寒いですね。いいですよ、キリエさん」
「んもー、キリエさんなんて他人行儀な呼び方しないで。普通にキリエって呼んで頂戴」
キリエは、燐夜が自分の名前をさん付けで呼んだことに不満を持ったようで、すぐに訂正を求めた。その際に少し暗い影のようなものがキリエに差していたが、すぐに霧散したため気に留めることはなかった。
了承した燐夜は、キリエのベットに移動すべく今なのはと一緒に寝ているベットから出ようとする。何度でも言
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