あたしの決意
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からに決まってんだろ」
「じゃあ何の為に書いたんだ?なぁ、エルザ」
そう言ってエルザに目を向けるが、エルザは机の上に置かれた紙を見つめている。
その長い緋色の髪で顔が隠れ、表情は見えない。
「ん?」
「どした?」
手紙を読もうと開くナツと、大量の手紙の抱えるグレイが首を傾げる。
そしてエルザは手に持った紙を2人にも見せた。
「ルーシィの書き置きだ・・・『家に帰る』だ、そうだ」
「「「何ィィ!?」」」
突然の事に驚くナツ、グレイ、ハッピー。
と、そこに、凄まじい勢いでアルカがやってきた。
「ルーシィ!いるかぁ!」
「アルカ!」
「どうした!?」
尋常じゃない慌てっぷりにグレイが問うと、アルカは息を整えながらズボンのポケットから紙を取り出した。
「家に帰ったら・・・ルーが・・・書き置きを・・・」
そこには見覚えありまくる丸っこい字でこう書かれていた。
『ルーシィの実家に行ってきます』
それを見た4人は少し沈黙し・・・。
「「「「えええええええええっ!?」」」」
同時に叫んだ。
「帰るって何だよオイイ!何考えてんだアイツはァア!ルーも何しに行くんだよオオオオ!『娘さんを僕にください』ってかアアアアッ!?」
「マジかよオオオオオオッ!?確かにルーはルーシィの事気に入ってるがアアアアッ!ティアの方が気に入ってるじゃねぇかアアアアアッ!?」
「とりあえず落ち着けお前等!」
「ま、まさかルーシィ、まだ責任感じてるのかなぁ」
「ルウウウウウウウウウウ!戻ってこおおおおおおおい!」
「解らん・・・とにかく急いで追うぞ。ルーシィの実家だ!」
大がいくつついても足りないほど混乱しているアルカも連れ、ナツ達は急いでルーシィの実家へと向かうのだった。
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