懐かしい再開〜
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んだ・・・あれ」
真っ黒な巨大な玉。惑星みたいなそれは、宙に浮かび・・・周囲の物を飲み込んでいってる。
「あなたはあの中にいたのよ」
「え・・・」
「あそこは入るのこそ簡単だけれど、出るのは難しい・・・しかも次元の壁を破れる化物が生み出されている・・・」
「どうして俺達は外に?」
「私がやったのよ。何故かあなた達が一瞬世界から外れた。その隙を狙って転移させた・・・」
あの時か・・・
「私達がやっていることは化物を他の世界に通さないよう討伐をすること。あの球体を囲むように三つの拠点を作り、対抗しているのよ」
「なるほどな・・・」
「出来れば私が出向きたいのだけど・・・私も利用される恐れがあるもの」
「闇・・・か?」
「ええ。幻想郷に手を出され・・・今すぐにでもアイツを消し炭にしたい・・・」
チラリと紫を見たが・・・背筋が凍るような表情を浮かべていたので、視線を逸らす。
「・・・あなたはここに待機しなさい・・・と言っても聞かないでしょうね」
「ああ。行かなきゃいけない。まだ助けてない人も・・・」
「出来る限りの人間はこちらでも確保したわ。・・・ほら」
「咲!」
背後から来たのは・・・詠だ。
「詠!」
詠が抱き着いてくる。
「よかった・・・無事だったのね・・・ボク、凄く不安で・・・」
「ごめん・・・でも俺は生きてるから」
「・・・ふーん、男って言うのは本当だったのね」
詠の背後にいたのはピンクの髪の二人組。
「リズ・・・アリエッタ・・・」
「サキ、また会えた・・・」
「男でも他人を泣かせるのは変わらないわねぇ?」
「うるさい。好きで泣かせてる訳じゃないっての・・・」
女泣かせなのは認めるけどさ・・・
「取りあえず戻るにしても今日は休んでおきなさい」
「そんな暇はねぇよ。こうしてる間にも・・・」
「安心しなさい、こっちとあっちの時間は同一ではないから」
「・・・そうなのか?」
「嘘はつかないわよ」
「ふーん・・・わかった。体力回復に務めるよ」
「よろしい。じゃあ私はまた各地の様子を見てくるわ」
紫は姿を消す。俺は一回息を吐いてから頬を掻いた。
「いざ休めと言われてもな・・・」
「じゃあ、遊ぼ!」
「ちょっとアリエッタ。こんな時に・・・」
「う〜・・・エイの意地悪・・・」
「まあまあ、いいじゃないの。お互い息抜きしなさいな」
・・・意外に面白い組み合わせだな。
「取りあえず拠点を案内してくれないか?どこに何があるか・・・」
「ええ、分かったわ」
「・・・」
「・・・アリエッタ
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