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ロックマンX1st魔法少女と蒼き英雄
第四話「ゼロ/ZERO]
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なのははとっさにその攻撃を回避し、上空へと飛び上がった。しかし、金髪の少女は釜から生じるビーム状の刃を投げつけ、それがなのはへと命中して爆発した。
「……!」
だが、とっさにシールドで防御をはり、爆発の中から彼女が飛び出してきたが、なのはの頭上にはあの少女が、
「ハアッ!」
「!?」
僕は、紅い少年の繰り出す剣の猛攻を交わしながら、バスターで遠距離からの反撃を繰り返していた。
「どうした……?貴様が秘める「無限の力」とやらを開放して見せよ!?」
「む、無限の力……?何を……!?」
ダッシュ移動で攻撃を避けるものの、紅い少年も僕と同様の機能で追いかけて来、その光の刃を振るう。ビーム状のその刃はブンッと音を立て僕へと斬りかかってくる。
「チャージショット!」
反撃を行うも、相手は全くひるまず隙を見せない。これはイレギュラーよりも強敵だ。
『タケル!接近を許すな!?』
「わかってる!」
「甘い……!」
「!?」
紅い少年は僕の懐へ潜りこみ、剣を振るう。しかし、僕はその彼の剣を持つ手首をつかみ、動きを止めた。
「き、君は誰だ……!?」
その間に、僕は尋ねた。しかし、無表情な彼は不愛想にこう答える。
「答える必要はない……」
「くぅ……!」
そして、彼は僕の脇腹へ蹴りを入れて僕から距離をとった。
「い、痛い……!」
痛みに苦しむ僕に少年は待ってくれない。絶体絶命だ!
そして、金髪の少女と交戦中のなのはさえも目の前の強敵に寄って苦戦を強いられていた。双方は自分たちの杖を向けあっていた。
「たぶん、私と同じ年くらい……綺麗な瞳、綺麗な髪、だけどこの子……」
そして次の瞬間、巨大な爆発音が聞こえた。僕が向こうの空を見上げると、爆発に巻き込まれてなのはが吹き飛ばされて地面へと落下していく。
「な、なのはァッ!!」
僕はダッシュ移動を全速力に上げて、空から落下するなのはを受け止めようとするが、
「逃げさん……!!」
紅い少年の振り上げる剣が僕の背のアーマーへ斬りつけた。
「グハァ……!?」
背を損傷するも、何とかなのはを抱きとめることが出来、僕は背中をやられてなのはに被さり、彼女をかばう形で倒れた。
「……?」
そのとき、倒れたタケルにトドメを刺そうとした少年であったが、被さったタケルの胸の中にはなのはが横たわっていた。
「コイツ……この娘(こ)を庇う為に……?」
すると、少年はビームの剣ゼットセイバーを納め倒れたタイガードへと目を向ける。すると、そこには金髪の少女がタイガードへ歩み寄り、ジュエルシードを回収したのだ。タイガードは光に包まれ、元の姿の子猫へと戻った。
「ロストロギア、シリアル14封印……」
「させるか……!」
少年は再びゼットセイバーを引き抜くと、飛び上がりジュエルシードを回収しよ
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