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ロックマンX1st魔法少女と蒼き英雄
第四話「ゼロ/ZERO]
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同士のようなんです。
なのははウキウキとハシャぎ、恭也さんは窓にたそがれ、僕は無表情でグリム童話を読みながら、バスは目的地へと着きました。
「こ、これがすずかちゃんの家なの……?」
僕の目の前は立派な屋敷が聳え立ち、そこが涼香ちゃんの御自宅らしい。
「ようこそ、恭也さま、なのはお嬢様、タケルお坊ちゃま?」
と、ドアを開けて一人のメイドさんが出てきた。この人こそこの家のメイド長、ノエルさんらしい。
「あ、どうも……」
僕は下を向いてそう挨拶する。やはり、慣れない人、それも外人にはすこしお手上げのようだ。
「さあ?こちらへ……」
ノエルさんの案内で恭也さんは別の部屋へ行き、僕となのははすずかちゃんとアリサちゃんが待つテラスへと向かうのでした。
「あ、なのはちゃん!タケル君!」
すずかちゃんに歓迎されて僕となのははテーブルに着いた。しかし、男子は僕だけで他女子というといささか精神的に辛い……
しばらく僕を除くなのはたちはお喋りを始め、僕はちびちびと紅茶を口にしながらグリム童話を読んでいた。
「あれ?タケル、あんた何読んでるの?」
と、アリサちゃんはグリム童話の本で顔を隠す僕にそう尋ねた。
「え……?」
「あ、それってグリム童話ね?」
すずかちゃんも本に気づき、少し興味を持っているようだ。しかし、なのははあまり勧めがたい顔をしている。
「……聞きたい?」
と、僕は少しでもコミュニケーションをとグリム童話を視聴に誘う。なのはが止めようとしたが、グリム童話を全く知らないアリサとすずかはノリノリであったからなのはは口を出すことはできず、僕は取っておきの話し「白雪姫」を音読してあげた。
「むかしむかし、森のお城に住む魔法使いは……」
それからグリム童話の、白雪姫の原作が始まり、そして白雪姫の腹黒い本性と王子様の変態ぶりを知って二人の夢は金槌で粉々に壊されただろう。
「……そして、白雪姫は魔法使いに真っ赤な焼き鏝の靴を捌かせて死ぬまで踊らせましたとさ……」
「……」なのは
「……」すずか
「……」アリサ
「あ、あの……」
しかし、僕は拍手かなにか待っていたのだが、待っていたのは無言と悲しげな顔、そして納得のいかない顔である。
「……さすがに酷い話ね?本当に白雪姫なの?」
と、アリサ。僕はその質問に答える。
「……うん、実際の白雪姫は生き返った後魔法使いに復讐して、王子様は死体フェチだったんだよ?」
「白雪姫怖いよ……それに、七人の小人は小人じゃなかったの?」
すずかちゃんがそう尋ねると、
「うん、七人の小人じゃなくて、七人の人殺しだったからね?」
「もう少し面白い話無いの?っていうか、あんたこういう本ばっか呼んでいるからそんな暗い性格になるのよ!?」
アリサちゃんが勢いよく突っ込んできた。それに戸惑いもする
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