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転生とらぶる
魔法先生ネギま!
0443話
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こちらも次の瞬間には霞の如く消滅していく。
 続いてビームガトリング砲から途切れる事なく放たれた細かいビーム弾が筋肉の男、格闘家の男、長髪の優男へと襲い掛かるが、この3人は何とかそのビーム弾を回避していく。……そう、それが3人を一ヶ所に纏める為のこちらの狙いだとも知らずに。そしてこちらの思惑通りにその3人が一ヶ所へと集まったその時、ランツェ・カノーネの砲門2門から連続して貫通力の高いビームが集中して放たれ、その姿をこの場から消滅させていた。
 そして最後。俺の意志に従い放たれたファントムは、自分の仲間が目の前で一蹴された事に驚きつつも闇人形を作り出して自分に迫り来るファントムからの盾にしていたデュナミスへとその牙を剥き出しにする。
 ただでさえ威力の高いファントムに、俺の精神コマンドでもある愛と直撃の効果が掛かっている為にその結果はまさに悲惨だった。ファントムの進行方向に現れた闇人形は濡れた新聞紙程度の役割も発揮せずにあっさりとレーザーブレードに貫かれ、あるいはT-LINKシステムにより伝えられた俺の意志に従って軌道を変えて闇人形を回避しつつデュナミスへと迫る。

「ぐぉっ、このままやられる訳には!」

 そう怒鳴りながら数機のファントムを回避するデュナミスだったが、何しろファントムの数は全部で28機もあるのだ。そしてそれ等全てが俺の意志に従い上下左右前後と、あらゆる方向から複雑な軌道を描きつつデュナミスへと迫る。
 また、ファントムはレーザーブレードの他にもレーザー弾の発射が可能であり、ある程度の距離を取ってデュナミスの回避可能な空間へとレーザー弾を撃ち込んでいく。

「ぬおおおおおぉぉぉっ!」

 吠えながら闇を身に纏い、まるでパワードスーツのような状態になるデュナミスだったが……その闇を身に纏うというのが致命的な一瞬だった。動きを止めた一瞬を見逃す事無くファントムがレーザーブレードを展開したままその牙を突き立て、直撃の効果もあって闇のパワードスーツとでも言うべき物はあっさりと貫通され、デュナミスは四方八方からその身をレーザーブレードに貫かれていく。

「締めだ!」

 そしてレーザーブレードを展開していなかったファントムが俺の意志に従ってあらゆる方向からレーザー弾を撃ち込み……その衝撃で巻き上がった爆発が消えた後には既にデュナミスと呼ばれるべき存在は消え去っていた。
 肉片や血の類が残っていないのは、造物主の他の使徒のように完全なる世界に送られたからなのだろう。
 こうして、造物主により復活させられた完全なる世界のオールスターメンバーとも言えるような面子は全て消滅したのだった。
 そしてグロウセイヴァーの背後……というよりも、足下で余りに一方的な戦いのやり取りに唖然として声も出ない様子のネギ達をモニタで一瞬だけ確認
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