魔法先生ネギま!
0443話
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た以上はそうなるだろうな。出来ればオーブの時みたいに合法的に俺達が取得したいものだが……学園という関係上それは無理か」
学園長とは言っても、その全てを近右衛門の強権で決める事が出来る訳ではない。特に麻帆良の土地の割譲ともなると、それこそ色々な面倒事があるのだろう。MMとかも出張ってきそうではあるがな。
「そういう事ね。でもその代わりに無期限で貸し出すんだから、実質的には割譲と同じような物と考えてもいいかもしれないわ。……さ、アクセル。ここは私達に任せて行ってらっしゃい」
「ああ、夫の帰る場所を守るのは正妻の役目だからな。ここは私に任せて貰おうか」
「ちょっとコーネリア。誰が正妻ですって?」
「ん? それはもちろん私の事だが?」
そんないつものじゃれ合いを聞きつつも、思わず苦笑を浮かべて2人へと笑顔を向ける。
「ああ、俺の帰ってくる場所はお前達2人……いや、3人に守って貰うさ。じゃ、行ってくる!」
レモンとコーネリアの2人にそう声を掛け、通信を切る。
同時に、フェイトと戦った時に消費したSPがほぼ全快状態になっているのを確認して口を開く。
「加速」
精神コマンドの加速を使い、クロノスの追加ブースターを全開にして麻帆良の上空に上下逆さまになりながら浮かんでいる墓守人の宮殿へと突入する。
「ぐっ! さすがに揺れるな」
エヴァに魔法を掛けて貰ったとは言っても、さすがにこの濃密な魔力帯を抜けていくのにはかなりの振動がある。だがそれも加速とクロノスの追加ブースターのおかげで数秒程度の時間だった。たったそれだけの時間でグロウセイヴァーは魔力帯を抜けて墓守人の宮殿への突入に成功する。
「っと!?」
上下逆さまになっている機体の状況を空中で整えて周囲を見回す……までもなく、先程まで俺がいた儀式場の近くでは激しい戦闘が行われている様子が見て取れた。
だが……
「何!?」
俺が麻帆良に戻る前は、デュナミスとクァルトゥムの2人だけが相手だったというのに、今はそれだけではない。風と水のアーウェルンクスに、フェイトの大人バージョン、フェイト少女バージョン、髪で顔を隠している女に、ラカンの如く筋肉がムキムキの男、格闘家風の男、長髪の優男風の男と、敵の人数が急激に増えている。
それでもまだネギ達が無事だったのは、それこそメギロートがそこまで粘ったおかげだろう。だがそのメギロートも、最後の1機が俺の目の前で複数の方向から放たれた雷系の魔法に貫かれ、その動きを止めていた。
確かにこのままでは拙かった。俺がここに到着するのが後数分遅れていればネギ達に壊滅的な被害が出ていた可能性は否定出来無い。だが……そう、だが。今の俺は既にここにいる。
「愛、直撃」
精神コマンドの愛と
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