11
[8]前話 [2]次話
行き先は俺の学校
彼女は屋上から身を投げた
校門の隅には
俺が昔使っていた自転車がある
弟は やはりここに来たという事だ
屋上を見上げれば
弟がフェンスを越えるところだった
あんなに怖かった学校、屋上なのに
気づけば俺は階段を駆け上がっていた
扉を開けて
そのままフェンスへ走った
弟が傾き
視界から消えていく
あの日の光景と重なる
あんな想いは もうたくさんだ
俺は必死に手を伸ばした
・
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ