10
[8]前話 [2]次話
今日も風は強い
僕の天使は羽を広げて
今にも飛び立ちそうにしている
僕が何をしたって
兄に対して勝ち目がないのは明白だ
だけど彼女が
こんな顔をするのは間違ってると思ったんだ
だから 僕はここに来た
貴方は一人じゃない
誰がなんと言おうと
僕だけはあなたの味方で
何があっても愛し続ける自信がある
彼女は目を閉じた
それは飛び立つ合図
兄も僕も動かない
それを僕は知っている
隣の彼女を僕は優しく抱きしめた
彼女と僕は空を飛び
秒針を動かす
・
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
[7]小説案内ﾍﾟｰｼﾞ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿ｻｲﾄ〜
利用規約/ﾌﾟﾗｲﾊﾞｼｰﾎﾟﾘｼｰ
利用ﾏﾆｭｱﾙ/ﾍﾙﾌﾟ/ｶﾞｲﾄﾞﾗｲﾝ
お問い合わせ
2024 肥前のﾎﾟﾁ
しおりを解除