序章 出会い
第5話 真実
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から放出した。水と電気が触れれば感電する。つまり、体が水でできている魔物は感電し、雷を纏っている俺も感電するという事だ。つまり、
シ「ごばぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」
俺は自ら自爆行為をしたのと同時に、敵も倒したという事だ。
ル「シィィィィィン!」
薄れる意識の中、最後に聞こえたのは俺の名を叫ぶルーシィの声だった。
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シ「・・ん・・・んん?」
薄っすら目を開けると、ナツ、ハッピー、ルーシィ、グレイ、エルザ、ウェンディ、シャルルの顔が見えた。
ル「シンッ!」
ハ「起きたーーーーーっ!」
ウェ「大丈夫ですか?」
シ「・・えっ・・・?」
あ・・あれ・・・?俺はなぜかベッドの上にいた。俺、どうなったんだっけ?俺は意識を失う前の記憶を必死に掻き集めて1つの線に繋げる。
え〜っとぉ、確か・・・皆がいる前で“子”の姿になって、魔物の腹の中に突っ込んで、黄色い腕輪を着けて雷を放出して、自爆行為をした。そこまでは覚えている。なのに・・何で・・・?てか、ここどこだ・・・?
エ「ここは依頼主の家だ。」
ナ「あの後、魔物と一緒に湖に沈んだお前を引き上げて、慌ててここに連れて来たんだ。」
そう言うナツと、隣にいたグレイは(いつもの事だが)服を着ていなかった。たぶん、2人が沈んだ俺を引き上げてくれたんだろう。
シ「ありがとな、2人とも。いてて・・・!」
起き上がろうとすると、体全身に痛みが走った。見ると頭や腕、腹や足には包帯が巻かれていて、頬や首には湿布や絆創膏が張られていた。そんなにひどい怪我を負ったのか、俺は・・・?
グ「お前が魔物を退治した後、気絶してたから依頼主さんに一晩部屋を借りたんだ。」
シ「俺、一晩も寝てたのか・・・」
後で依頼主さんにお礼と謝罪を言わないとな。
シャ「ウェンディにも感謝しなさいよ。傷の手当てや魔力の回復、全部この子がやったんだから。」
ウェ「もぉ、シャルル!あ、あの、気にしないで下さいね。私は平気ですから。」
ウェンディは天空の滅竜魔道士であり、失われた魔法の治癒魔法も使えるんだったな。
シ「ありがとな、ウェンディ。」
ウェ「わ、私は、別に・・・」
恥ずかしくて照れるのは12歳の女の子らしい仕草でウェンディにぴったりだった。
ナ「・・・んで、そろそろ話してくんねェか?」
しびれを切らすようにナツがムスッとした表情
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