序章 出会い
第5話 真実
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るらしい。にしても、体が水でできているとは・・・そんな事を思っていると、魔物が足を湖から這い出してきた。
エ「まさかっ!湖から這い上がってくるつもりかっ!?」
もしエルザの言うとおりならば、街が危険だっ!が、エルザの予想はハズレた。魔物は足を一本だけ湖から出しただけだった。が、安心したのも束の間、その足で・・・
ル「えっ?ちょっ!ちょっとぉっ!キャアアアアアッ!」
ナ「ルーシィッ!」
ウェ「ルーシィさんっ!」
ルーシィを絡め取り、宙高く持ち上げた。
シ「人質っていう事かよ・・・!」
ナ「くそっ!火竜の・・・」
ナツが深く息を吸い込もうとしたところをエルザが止める。
エ「待てナツ!敵は体が水なんだ。お前の炎ではどうにもできない。それに、ルーシィに何か危害を加えられるかもしれない。」
エルザの冷静な判断を聞いたナツは大人しく攻撃はしなかったが、
ナ「くっそぉぉぉっ!」
拳で地面を殴った。地面がナツの拳の形に凹んだ。相手は体が水。どんな攻撃も効かない。・・・ん?体が、水・・・そうだっ!俺の頭の中の豆電球がピコーンと光りだした。俺はポケットから五色腕輪を取り出すと、青い腕輪を紐から外し腕に付ける。両手には水を纏っている。
エ「シン?どうするつもりだ?」
シ「見てれば分かるっ!」
俺は助走をつけて走り、高く飛び跳ねると、ルーシィを絡めている魔物の足に両手を突っ込んだ。もちろん、魔物の体は水でできているため、俺の両手は魔物の体内・・・いや、水の中だ。だが、これで終わりだと思ったら大間違いだ。
俺は両手を魔物の体内・・・じゃなくて、水に突っ込んだまま手首だけを左にカクンと曲げると、水を勢いよく噴射した。ルーシィを絡めている魔物の足だけ、水の量が増えていき、風船みたいにどんどん膨らんでいく。皆開いた口が塞がらない。今回はエルザも開いた口が塞がっていない。
そして、バシャアアアアアアアアアアンッ!と派手な音と水しぶきを上げながら、水の容量に耐えられなかった魔物の足が破裂した。
ナ「ぬぉぉぉぉぉっ!!」
エ「くっ・・・!」
ル「キャアアアアアッ!」
破裂した勢いが強すぎたせいか、ナツとハッピーとグレイとエルザとウェンディとシャルルは飛ばされ、俺とルーシィはバッシャァァァン!と水しぶきを上げて湖に落ちた。俺はすぐさま水中で体勢を立て直し、ルーシィの手首を?むと水中で抱き抱え水面に向かって泳いだ。
シ&ル「ぶはぁっ!」
水面から顔を出すと息を整え陸に上がる。
グ「ルーシィ!シン!」
ウェ「大丈夫ですかぁっ!?」
さっきの勢いで吹っ飛ばされた皆が急いで駆けつけて来た。
ナ「ルーシィ、怪我は
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