序章 出会い
第5話 真実
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きするわね・・・」
ん?それは褒めてるのか?まぁ細かい事は気にせずに、今回の依頼内容について説明しよう。
クヌギの街にある森に、最近魔物が現れたらしいんだ。その魔物を見たって言う人達の話によると、タコのようにヌルヌルした足が8本あって、体が青くて硬い鱗に覆われていて、蛇のような顔が3つもある魔物・・・って、そんなの本当にいるのか?しかも、
シ「こんな湖に・・・」
俺達はすでに目的地の湖に着いていた。湖はしぃーーーんと静まり返っていて、風が吹く音しか聞こえない。とても魔物が住んでいるとは思えない。
ル「本当に、こんな湖にいるの?」
ナ「石でも投げれば出て来るんじゃねーの?」
そう言ってナツが近くにあった石を湖に投げ入れた。ポチャンッと水しぶきを上げながら石が沈んでいく。が、湖には変化が無い。
グ「場所を間違えたんじゃねーのか?」
エ「そんなはずは無い。この森には湖がここしかな・・・ん?」
その時、ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・という地鳴りが森中に響き渡る。鳥が木から一斉に飛び立った。
シャ「な、何なのっ!?」
ウェ「ひえーーーっ!」
すると、バババババシャアアアンッ!激しく水しぶきを上げながら背後の湖からタコのようなヌルヌルした足が8本あり、体が青くて硬い鱗に覆われていて、蛇のような顔が三つある、湖の魔物が姿を現した。
魔「シャァァァァァ。」
ハ「出たーーーーーっ!」
シ「でかーーーーーっ!」
俺達の5倍位はある巨大な魔物だ。鋭い青い目が不気味だ。よく見ると、魔物の三つある顔のうち、真ん中の顔の頭が少し赤く腫れ上がっている。
ル「ナツッ!さっきあんたが投げた石のせいで怒って出てきちゃったじゃないっ!」
ナ「俺のせいかよっ!?」
すると、三つの顔の魔物の口から水が勢いよく噴射された。俺達は慌てて避ける。顔が3つもあるから避けるのに一苦労だ。
グ「ちっ。アイスメイク、戦斧ッ!」
グレイは小さく舌打ちをすると、両手に冷気を溜めてでかい斧を造形した。俺は初めて目にする造形魔法に目を輝かせた。ていうか、すっげぇ〜速ェ〜。グレイは造形した斧で魔物を攻撃する。が、
バシャァァァ。
グ「えっ?」
魔「シャァァァァァ。」
グレイは攻撃をした。その攻撃は魔物に直撃した。が、魔物には傷一つ無い。なぜかというと、魔物の体は水でできていたからだ。
ハ「水ゥゥゥゥゥッ!?」
エ「ジュビアと一緒だという事か。」
妖精の尻尾の魔道士の、ジュビア・ロクサーの体は水でできていると、以前ルーシィから教えられた。余談だが、ジュビアはグレイの事が好きみたいで、ルーシィはなぜか恋敵と認識されてい
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