第六章
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かった。役はその手に指輪をしている。本郷もだ。
そのそれぞれの指輪を花に近付けていく。しかし何の反応もないのだ。
「曇りませんね」
「そうだな」
「この指輪に反応がないってことは」
二人がしているのは銀、それも錬金術で特別な力を込めさせた銀だ。それを近付けていってだ。毒があるかどうかを確めているのだ。
しかしどれにもだった。反応はなかった。全く何もだ。
「屋敷の中の花には異常はなしですね」
「そうだな。どれにもな」
「じゃあ外ですね」
役は庭の方を見て言った。
「そこのお庭ですね」
「そうなるな。庭の花だ」
「奥さんはお庭に出てそうして花を愛でることも多かったそうですし」
「では行こうか」
「ええ、すぐに」
こうしてだった。二人はだ。屋敷の外に出た。
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