暁 〜小説投稿サイト〜
天使に愛に
3

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出会って二年
こんなにも直ぐに別れが来るなんて
僕は考えてもいなかった


ブレーキを握れば
キーッと自転車が鳴いて止まった


暑い


飲み物でも買おうかとコンビニへ入る

クーラーの効いた店内は
タンクトップの僕には少々肌寒い

肌を刺すような温度に
思わず身震いをした



一番奥の飲み物コーナーで
お目当てのお茶を取り レジへ向かう


だがその足は止まった



目線の先には
白い煙を上げるアイスのコーナー










やる気の無さそうな店員の挨拶に背を向けて
コンビニを出た


その手には、お茶とアイス。



結局買ってしまったのだ



そのアイスは棒が二本刺さっていて
真ん中で二つに割ることができる


他にもたくさんあるアイスの中から
これを選んでしまう当たり


彼女との思い出は 今も僕の中で生きているんだと思う






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