3
[8]前話 [2]次話
出会って二年
こんなにも直ぐに別れが来るなんて
僕は考えてもいなかった
ブレーキを握れば
キーッと自転車が鳴いて止まった
暑い
飲み物でも買おうかとコンビニへ入る
クーラーの効いた店内は
タンクトップの僕には少々肌寒い
肌を刺すような温度に
思わず身震いをした
一番奥の飲み物コーナーで
お目当てのお茶を取り レジへ向かう
だがその足は止まった
目線の先には
白い煙を上げるアイスのコーナー
やる気の無さそうな店員の挨拶に背を向けて
コンビニを出た
その手には、お茶とアイス。
結局買ってしまったのだ
そのアイスは棒が二本刺さっていて
真ん中で二つに割ることができる
他にもたくさんあるアイスの中から
これを選んでしまう当たり
彼女との思い出は 今も僕の中で生きているんだと思う
・
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ