序章 出会い
第4話 シンのハチャメチャ初クエスト!?
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ど、スッと手が1枚の依頼用紙を依頼板から取った。エルザは取った依頼用紙を俺に差し出すと、
エ「こんなのはどうだ?」
俺は差し出された依頼用紙を受け取る。依頼内容は『盗賊団退治 20万J』という依頼だった。
グ「おいエルザ、こんな依頼シン1人には難しいと思うぜ。」
服を着たグレイが言うと、エルザは驚いた表情でグレイを振り返る。
エ「何を言っているんだ?私はシンに1人で行けとは一言も言ってないぞ。」
エ以外「え・・・?」
たぶん、この場にいた全員が同じ事を思っただろうな・・・
きょとーん、とした顔を浮かべているルーシィ達を見て、エルザは面白可笑しそうに小さく笑うと、
エ「私達も、シンについて行くぞ。」
エ以外「えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!!?」
皆開いた口が塞がらない。エルザは俺に向き直ると、
エ「私達はお前を手助けする為について行くだけだ。盗賊団はお前1人で倒すんだぞ。もちろん、報酬の20万Jもお前のだ。」
シ「あ、あぁ・・・」
俺はエルザを見て思った。
母さんと似てる・・・
一度決めた事は止めない・・・俺の母さんの悪い癖と同じだ。
エ「さて、早速準備をするぞ。」
ナ「まだOK出してねぇぞっ!」
そんなこんなで、俺の初クエストはハチャメチャ初クエストへと変わった。
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盗賊団がいる、オニバスという街まで列車でたったの1時間!こんなに列車に乗る時間が短いなんて18年間生きてきて初めてだっ!たったの1時間しか乗っていないのに、ナツはグロッキー状態になっていた。
ル「ホント、あんたって・・世間知らずよね・・・」
シ「都会っ子とは真逆の生活を送ってきたんでね。それにしても・・・」
俺は前を歩いているエルザの荷物に目をやる。大量のスーツケースが荷車1台に山のように積まれている。いくらなんでも多くねぇか・・・?
エ「荷物は多い方が後々役に立つんだぞ。」
でもこの量はないだろっ!いったい何が入ってるんだ・・・?そんな事を考えているうちに、いつの間にか目的地の盗賊団の隠れ家に着いていた。隠れ家はすでに廃墟となった小さな建物。拳を1発打ち込めば簡単に崩れてしまうほどボロボロだ。
ウェ「シンさんって、ちょっとズレてませんか・・・?」
シャ「『ちょっと』じゃなくて、『かなり』ズレてるわよ。」
ウェンディとシャルル、本人が目の前にい
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