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ハイスクールD×D混沌竜のドラゴンスレイヤー来る!!
第11話 レーティングゲーム中編 ジオの逆鱗 ジオVS爆弾王妃
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攻撃してこなかった金髪縦ロールの女に言うと予想外の言葉がかえってきた。
「私はやりませんわよ?イザベラ、シーリス、二ィ、リィ、
美南風
(
みはえ
)
。お相手してあげて」
そう言われて仮面の女、イザベラが前に出てきた。
「ということで彼女は観戦するだけだ。私たちが相手をする」
「なんだよそれ!やる気あんのか!?」
俺が怒鳴ると相手も疲れたようにため息を吐く。
「彼女は―――いや、あの方はレイヴェル・フェニックスさま。ライザーさまの妹君であらせられる」
「い、妹ぉおおおおお!!なんでそんなのが眷属にいるんだよ!?!」
「ライザーさま曰く、『妹をハーレムに入れると憧れられたり、羨ましがられたりするし一種のステータスになるだろう。まあ、あくまでも形だけの眷属悪魔にするだけさ』だそうだ」
・・・・・本当の変態か、あの焼き鳥はあぁああああああ!!なんだ!そのふざけた理由はぁああああ!!
俺は心の中で思いっきり叫んだ。
「話は終わりだ。いくぞ!」
「私はカーラマインのように一対一などに拘る気はないからな、ここで確実に仕留めさせてもらう!」
チャキッ。
「「にゃ♪」」
「ライザーさまのため!」
ライザーの眷属が構えた。
――――消耗した今の状態でこの人数は少しばかりキツイか。でも、戦うしかねえ!
俺は両腕に混沌を纏い構えた。
「僕も混ぜさせてもらうよ、ジオくん!」
突如聞こえた声、その声の方を見ると祐斗がこちらに向かって走ってきた。
「祐斗!」
「ジオくん、加勢にきたよ!」
そう言い俺の横に立つと祐斗は剣を構え戦闘態勢をとる。
「祐斗、ライザーの
女王
(
クイーン
)
が体育館に向かった。あいつ俺にやったように奇襲を仕掛けるつもりだ。体育館に誰かいるなら不味いぞ」
「!確かに不味いね。通信機ですぐに報せるよ」
「ああ、頼むぜ。あと祐斗、ライザーの
騎士
(
ナイト
)
の相手を頼みたい。他のは俺が相手をする」
「ジオくん、・・・・・・わかった
騎士
(
ナイト
)
の相手は任せて、同じ
騎士
(
ナイト
)
して遅れはとられるわけにはいかないからね」
「まかせたぜ。それじゃ、俺からいくぜ!混沌竜の翼撃!!」
兵士
(
ポーン
)
のリィ、二ィ、二人に向かって両腕の混沌を放つ。二人は自分に飛んでくる混沌を避けた。
避けられようが関係ねえ!
「まだまだ!混沌竜の劍角!!」
俺は混沌を纏い
戦車
(
ルーク
)
、イザベラに突進する。
自分に突っ込んで来る俺を見てイザベラは危なげなく避けた。
だが、それが俺の狙いだ!
俺はそのまま突っ切り、
僧侶
(
ビショップ
)
に突撃する。
「!、しまった!狙いは
美南風
(
ビショップ
)
だったか!」
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