第一章
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下さい」
「そうさせてもらいます」
二人は早苗に述べてだ。そのうえでだ。
事件の調査をはじめた。まずは事故現場である宮里家に入った。
その家は白い洋館だった。全てが白で統一されている。
家具も同じだ。しかし花だけはだ。
紅いものもあれば蒼もあり紫もある。その花を見て役が共にいる早苗に尋ねた。
「お母さんはお花が」
「はい、好きでした」
実際にそうだったとだ。早苗は役に答えた。
「特に紅い花が」
「紅がですか」
「薔薇をとりわけ」
「ああ、そういえば」
ここでだ。本郷は窓から見える庭を見た。白いカーテンが左右にあるその窓からだ。その緑の庭を見た。その庭には薔薇がある。
色は全て紅だ。その紅の薔薇を見て。本郷は話した。
「凄い咲き誇ってますよね」
「花は人の心を奇麗にする」
こうだ。早苗は呟く様にして述べた。
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