第154話 『光の道』
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あるわしやショールは『予知』が見えるが、『闇』の者であるお前の父さんにはこの『予知』が見えないという事だ。』
俺の父さんは、闇ギルド、悪魔の計画に加入してたからな。途中で抜け出したけど、仲間に裏切られ者として母さんと一緒に殺されたもんな・・・微かに、右腕にある『記憶の傷跡』が痛み、俺は左手で『記憶の傷跡』を押さえ付けた。
セ『この『予知』は大切な仲間が危険な時だけに見える特殊な能力だ。』
そこまで言うと、もうこの世にはいないホログラムのじいちゃんは鮮血のような赤い瞳を少し細め、小さく微笑んだ。
セ『ショール、仲間を大切にし、正しき心を抱いて、『光の道』を歩んで行けっ!それが、わしからの最後の願いだ。』
手紙を持っている手が小刻みに震える。
セ『お前の未来はこれからだ。自分を、仲間を信じ、頑張るのじゃぞ。元気でな・・・』
じいちゃんのホログラムが消えた。
ショ「じいちゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁんっ!!!」
俺はじいちゃんからの手紙をくしゃくしゃになるまで握り締め、その場に泣き崩れた。
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