一部【スサノオ】
一章【オンラインゲーム】
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々な疑問か浮かぶ。
(なんだ、あの受け付けの態度…それにしても、本当になんなんだあの募集?本当に遊びながら金がもらえるのか?……いやいや、そんなうまい話が…もしかして新作オンラインゲームのテストプレイヤーの募集とか?…いや、そんな美味しい話聞いたことない。…なら、やっぱり詐欺説が濃厚?…いやいやいや、まさか職案に?国家保安連盟の名前をつかって?…ありぇねぇ……なんなんだこれ)
そうこう考えている内に、アナウンスで零司の番号が読み上げられた。
《番号27番でお待ちのお客様、二階『職業適正診断室』までお越しください》
「え…適正診断室?」
予想外の場所に戸惑いながらも、指定された場所へと向かう。
「適正診断室…と、ここか」
ドアを開けるとそこには一台のパソコンと、その脇にたつ職員。
「27番のお客様ですね?募集主さまからの要望により簡単な適性検査をさせていただきます」
「あ、はい」
「では、こちらへお掛けになり画面の質問に対し『はい』か『いいえ』の欄にチェックを入れていってください」
「わかりました…」
言われるままに席に座り、画面に目を通す。
項目1:あなたは、オンラインゲーム『フロンティア』を御存じですか?
「フロンティア?…しらないな…新しいゲームなのか?」
項目2:脳又は神経器官に医師にかかった事はありますか?
「ないな。健康は唯一自慢できる取り柄だ」
連なる項目に淡々と答えていく零司。
「ん…?」
そんな中、最後の項目に手が止まる。
項目31:貴方はこの仕事に命をかけれますか?
「命って…んな大袈裟な」
苦笑いと共に『はい』を選択する。
すると、一瞬暗転し画面に文字が現れた。
『ありがとうございます。結果は後日書類にて自宅へ送らせていただきます』
その現れた文字に、不思議と零司は言い表せない不安のような、恐怖のような…そんな感覚を覚えた。
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