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とあるの世界で何をするのか
第二十三話  白井さんへのプレゼント選び
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る。システムスキャンの日以降、騎龍で登校したのは一度しかないのである。

「あーっ、そうだっ! 最近暑いからだよ初春。さっきセーラー服のほうが涼しいって言ってたじゃない」

「あっ、そうですねー」

「いや、それは姫羅で来るようになってから気付いたことだから」

 なぜか間違った結論に到達した佐天さんと納得の様子でうなずいている初春さんに、ツッコミと言っていいのかどうか分からないツッコミを入れる。

「えっ、何? 涼しいから女性になってるだけって事?」

「だから違うって!」

 御坂さんまで佐天さんの結論を信用しそうになっていたので慌てて否定する。

「いや……違わないか……」

「どっちよっ!」

 否定した後で経緯を考え直してみると、実はあながち間違ってないという結論に達したのだが、それに対して今度は御坂さんのほうからツッコミが入る。

「まぁ、説明するとね……」

 どっちにしても説明しないことには分からないだろうと思ったので、俺は説明を始めた。元々学校側からあまり女性にならないように言われていたと思っていたのだが、実は式典関係以外は女性になっても問題なかったということをシステムスキャンの日に知ったという事。それ以降女性になる日を増やしてみたのだが、昨日男性のほうで学校に行ったら男子制服のほうが女子制服より暑かったので、今日からまた女子で登校している。と、そんな感じで話しておいた。

「やっぱり私、間違ってないじゃないですかっ!」

「いや、きっかけのほうは違うから」

「でも、今は涼しいからって理由で女性になってるんでしょ?」

 詰め寄ってくる佐天さんに答えると、次は御坂さんからも言われる。

「今って言うか今日はね。でも、初春さんに聞かれた『最近女性になってることが多い』の理由としては違うって言ってるの」

「そんな些細なことでグチグチ言うなんて男らしくないわよ?」

 御坂さんに答えると言い返されてしまったが……やっぱりこれはツッコミ待ちということでいいのだろうか? というわけで、俺からの一言。

「いや、今は女だってば!」





「御坂さん、白井さんってどんなのが好みか知ってます?」

「うーん、あんまり良くは知らないのよねぇ」

「初春は知ってる?」

「私も白井さんの好みとかは聞いたことがないですねー」

 セブンスミストに到着すると佐天さんが御坂さんに白井さんの好みを確認するが、御坂さんは知らないらしく初春さんに聞いてみても分からないようだ。

「まず、その前にどんなものをプレゼントするの? 予算は?」

 白井さんの好みも大事だが、その前に確認しておかなければならない事がある。

「そうねぇ。ちょっとした感謝の
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