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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第171話】
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「成る程、シャルって家庭的なんだな。 ……花嫁修行にも悪くないし、良いかもな?」
「そ、そうだねっ。 えへへ……」
「……わたくしも料理部にしようかしら?」
「あ、アタシは料理出来るから問題ないしっ」
俺の発言がきっかけになり、セシリアも料理部にと言い始めたのだが貴族だって言ってたからある程度花嫁修行は小さい頃にやってたものだと思っていたのだが……。
それも気にはなるが、鈴音も反応するのが珍しいかもしれない。
「お兄ちゃんモテモテだねぇ〜」
「茶化すなよ美冬。 ……美冬は何処の部活入るんだ?」
「ん〜? ……私はバスケ部かな? 女バスね。 中学の時やってたじゃない」
「……そういやそうだったな。 県大会までは行けなかったっけ?」
「うん。 元々スポーツ校じゃなかったじゃない? 好きでバスケしてた様なものだったもん」
そういや良くても二回戦迄だったよな、うちのバスケ部は。
「……未来は入るなら何処だ?」
「私? ……生徒会は中学の時にやってたから別の部活動やってみたいかな? 演劇部とかいいかも、または茶道部とか。 ……そういや、ラウラまだ来てないよね? どうしたのかな?」
「ラウラなら何か準備があるって言って先に行ったけど……」
未来の問いに答えたのは同室のシャルだ。
……サプライズでも用意してるのか?
「……まあ何にしてもケーキはラウラが来てからだな」
「そうだね。 ……シャル、ヒルトに渡さないの? プレゼント?」
「あっ。 そ、そうだった。 ……その前に、はい。 先に美冬と未来に」
そう言ってポケットから小さな小袋を取り出したシャルは、二人に渡す。
「未来、美冬。 誕生日おめでとう♪」
「わあっ。 私達にもいいのっ??」
「お兄ちゃんの分だけだと思ってたから嬉しいな……」
「えへへ、二人とも僕にとって大事な友達だもん。 未来とはライバルだけど、だからって友達にはかわりないし……ね?」
そう笑顔で応えるシャルに、美冬と未来の目が微かに潤んでいるように見えた。
「シャル、開けてもいいかな?」
「勿論だよ。 でも、あまり良いものじゃないから気に入らないかもしれないけど……」
そう申し訳なさそうに告げるシャルに、美冬が――。
「どんなものでも、私は嬉しいよ? だってシャルが選んでくれたもん。 お兄ちゃんも、毎年私のプレゼント喜んでくれるし」
言いながら二人は小袋を開けて中身を取り出すと――。
「わっ。 携帯のストラップだっ。 しかも動物♪」
「みぃちゃんが子熊のストラップで私のが――子
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