【僕たちは】癒やし系男子【なんだそう】 第3.5話
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をお兄ちゃんに欲しいですっ」
有&瑠「「えっ!?」」
有「嬉しいけど、どういう理由で?」瑠「...なんで、俺じゃないの」
思「だって、優しいしダメな時はちゃんとダメって言ってくれるもん」
にっこり笑いながらそう言う思音にがっくりと項垂れた瑠偉と、照れ笑いする有紀。
思「それに瑠偉は兄弟じゃなくて、友達の方が嬉しいし」
その言葉にガバリと顔を上げた瑠偉に、頭をなでなでする思音。
通常運転の2人に、他のメンバーは呆れたように苦笑するしかない。
ちなみに、しっかりとその様子を実況する紘も紘で通常運転である。
放送を聞いている「いぬねこんび」の親衛隊はきっと歓喜していることだろう。
紘「じゃあ僕は瑠偉を弟にほしいかな」
有「なんで? 僕は瑠偉が紘に懐いてるように見えないけど?」
心底不思議そうにする有紀に、ニヤリと笑った紘はちらりと瑠偉の方を見る。
瑠偉は嫌そうな顔を隠しもせず紘を睨んでいるが、さわさわと自分の手を触ってくる思音に和むという、器用なことをしている。
嫌いなものと好きなものを同時にあげる、と言われたような微妙な顔だ。
紘「なんか、この瑠偉の反発してくる感じがからかってて楽しいんだー」
有「お前ってほんと、ドエスだよね」
紘「ありがとう」
凛「有紀、紘に嫌味を言っても無駄ですよ。彼にとっては褒め言葉ですから」
呆れたような顔をする凛は、頬杖をつき憂いを帯びている。
紘は悪口を言われても、本当にキレない限り『ありがとう』と言って笑うのだ。
彼はこの返し方を『僕の周りをラブ&ピース作戦』と名づけている。
ちなみに、学園内でそこまで普及していない作戦である。
有「じゃあ逆に、瑠偉は誰が「思音」...即答だね」
思「やったー!紘先輩、羨ましいでしょー」
紘「いや、まぁ予想通りだけど。いぬねこんび親衛隊さーん良かったねー」
すごく棒読みのセリフにパチパチと拍手も送るも、思音は鈍いので笑顔で喜んでいる。
逆に瑠偉は紘を睨んだままだ。こういう低抗するところが気に入られているのだが、それに気づかない瑠偉も瑠偉で鈍い。
思「伊藤センパーイ!(いぬねこんびをくっつけ隊隊長)聞いてる〜?」
その頃の伊藤は
「わー!思音くーん!かんわいいぃよおおぉ!もっといちゃいちゃしろーー!!」
と叫んでいた。
ちなみに、周りにいた親衛隊隊員もこんな感じのテンションである。
有「じゃあ陸先輩と凛先輩は誰ですか?」
陸「うーん、俺はみんな弟に欲しいなぁ」
「「「「「お兄ちゃーん!!」」」」」
陸「ははは、お兄ちゃんだぞー」
有「もう、マジで陸先輩好きだわ」
思「オレも陸先輩すき〜!!」瑠「......!?」一瞬、陸に嫉妬した瑠偉だったが、自分も陸のことが嫌いでないため紘の時のように睨むことは無かった。陸
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